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ベッテル「ロズベルグのPPラップを認めたのは大きな誤り」とFIAを批判。ハミルトンも抗議

2016年7月27日

 セバスチャン・ベッテルは、ハンガリーGP予選でニコ・ロズベルグのポールポジションラップが認められたことは、悪い先例になり、カートレースに参戦する子どもたちにとっていい手本にはならないと批判している。


 
 予選Q3でフェルナンド・アロンソがスピンしたために、ミドルセクターでダブルイエローフラッグが振られたが、隊列の後方を走っていたロズベルグはベストセクタータイムを記録してポールポジションを獲得した。前方を走行していたハミルトンは大幅な減速を強いられ、ポールを失っており、ロズベルグのタイムが認められたことを疑問に感じた彼は、FIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングに話しに行ったことが分かっている。
 
 ただロズベルグの件が予選終了後4時間もたってから審議されたのは、ハミルトンの指摘があったからではなく、雨のために生じた107パーセントルール適用の問題を解決するのにスチュワードたちが忙しかったこと、その間にロズベルグの件について検討すべき点が出てきたからであると考えられている。
 
 しかし結局はデータから、ロズベルグは最初のイエロー区間では大幅に減速していることが確認され、ふたつめのイエロー区間ではダブルイエローからシングルに変わった瞬間にロズベルグが差し掛かったとして、スチュワードはロズベルグにペナルティを科さなかった。
 
 ハミルトンは、ロズベルグがペナルティを受けなかったことに納得しておらず、「ここにいるドライバーたちに対しても、ジュニアカテゴリーのドライバーに対しても、ダブルイエローセクションで0.1秒落とせばそれでいいというメッセージを送ることになる。これほど危険なシナリオはない」と発言した。


 フェラーリのベッテルも同様の懸念を示したとF1iが伝えた。
「僕らは手本になる存在だ。だからこそこの件は最悪なんだ。来週ゴーカートレースがどこかで開催されて、誰かがコースオフして、マーシャルが助けに行かなければならず、ダブルイエローが振られることもあるだろう。そんなとき、子供たちは『それほどペースを落とさなくていいや。F1でOKだったんだから』と考える。『モータースポーツトップのF1でOKなら僕らもそうしよう』とね。それは望ましくない状況だ」
 
「昔は細かい区間でタイムの違いを計る技術はなく、セクター1、2、3のタイムしか分からなかったから、おおまかにイエローのセクターではタイムを改善してはならないという規則が定められた。ダブルイエローでは止まれる用意をしなければならないと決められている」
 
「2km/hや4km/h落としたり、ブレーキングを早めて0.05秒落とすことが、止まる準備をしていることになるとは思わない。これは改善すべき問題であり、不運にもイエローフラッグが予選やプラクティスで出ても、そのラップを走り切る、公平なチャンスをドライバーに与えるようにすべきだ」
 
「僕の考えでは、状況は悪くなった。これまで議論を行ってきて、イエロー下ではタイムを更新してはならないということは明白になっていた。だけど今はそれができるんだ。どの程度が減速と認められ、どの程度が認められないのか、議論する必要がある」
 
「(コースアウトした)クルマを撤去して、イエローを解除しようとして作業している人たちのため、そして僕らがしっかりした手本を示すという意味でだ。なんでもかんでもペナルティを科すというのは好きではないけれど、(今回は)いい手本を見せたとはいえない」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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