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ハンガリーGP決勝直前情報:大荒れの影響でグリッドに一悶着。決勝の天気は?
2016年7月24日
F1ハンガリーGPの予選が終了してから正式結果として認められるまで、なんと6時間かかった。理由はニコ・ロズベルグがベストタイムを出したとき、コースの一部で黄旗2本が振動していたことと、Q1で107%ルールに引っかかっていたドライバーが複数いたことだ。
ロズベルグの場合は、チームが該当区間で減速していた証拠となるデータを提出し、レース審議委員会は「テレメトリーにより、ドライバーはターン8で大幅に速度を落としたことが確認された」と不問に付した。
107%に関しては、やや複雑な話となった。レギュレーションの第35条1項では「Q1で最速タイムから107%以内のタイムを記録できなかったドライバーはレースに参加できない」と定められているためだ。これを適用すると、Q1首位のロズベルグのタイムは1分33秒302、107%は1分39秒833なので、12番手以下の11人(ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、ニコ・ヒュルケンベルグ、バルテリ・ボッタス、ジョリオン・パーマー、フェリペ・マッサ、ケビン・マグヌッセン、マーカス・エリクソン、パスカル・ウェーレイン、リオ・ハリアント)の11人が審議対象となる。
もちろんQ1は大雨や赤旗という特殊な条件が重なっており、すべてのドライバーがフリー走行でトップから107%以内で走ることができるパフォーマンスを見せていたため、レースに出場することは問題なかった。
問題は、どのようにしてグリッドを決めるかである。第35条第2項では「フリー走行でQ1のトップタイムから107%以内のタイムを出しているドライバーについては、グリッド後方からスタートすることが許される」と定められている。つまり、Q1で107%以内のタイムを記録できなかった11人は、グリッド後方からのスタートが義務づけられる可能性もあった。
しかし、レース審議委員会はQ1の状況が特殊だったことから、Q2へ進出したドライバーに関しては不問、17番手以下の6人のグリッドポジションはフリー走行3回目の順位でグリッドを決めることになった。だが、いずれにしても順位に変動は出なかった。つまりスターティンググリッドは、現時点で予選の順位どおりである。
レース戦略は、おおむね2ストップが予想されている。メルセデスの技術面を司るパディ・ロウは「2ストップがメインの戦略だが、最初のスティントで履いたスーパーソフトのデグラデーションが予想よりも大きかった場合、3ストップにするチームも出てくるだろう」と予測している。
気になる天気は、レーススタート時の雨の確率が34%の予報。しかし、ハンガロリンクの地元スタッフは「この時期のハンガリーの天気は予測が難しい」と語る。土曜も午後は雨が降ると予測されていたが、推定降水量は2mm。ところが実際にはコースが川のようになるほど大量の雨が降った。
なお、ドライ路面でレースが行われた場合、メインはソフトタイヤと考えられる。こちらは22人すべてのドライバーが2セットを残している。
(Text : Masahiro Owari)
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5/7(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/8(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
5/9(月) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | シャルル・ルクレール | 104 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 85 |
3位 | セルジオ・ペレス | 66 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 59 |
5位 | カルロス・サインツ | 53 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 36 |
7位 | ランド・ノリス | 35 |
8位 | バルテリ・ボッタス | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 24 |
10位 | ケビン・マグヌッセン | 15 |

1位 | スクーデリア・フェラーリ | 157 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 151 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム | 95 |
4位 | マクラーレンF1チーム | 46 |
5位 | アルファロメオF1チーム・オーレン | 31 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 26 |
7位 | スクーデリア・アルファタウリ | 16 |
8位 | ハースF1チーム | 15 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム | 6 |
10位 | ウイリアムズ・レーシング | 3 |

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