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分析:ターボに弱点を抱えるフェラーリ、パワーを犠牲にして制御する苦肉の策を採用か
2016年4月20日
不思議なことにF1中国GPの時点で、フェラーリSF16-Hの外観は、いまだにあまり変化がなく、ほぼテストを終えたときのスペックのままだ。これは彼らが、ひとまずパワーユニットの改良に全力を傾けていることの証明かもしれない。
アップデートされた2016年仕様のパワーユニットは、また一歩メルセデスに近づいてはいるものの、ターボに弱点を抱えているようだ。ターボのトラブルはテスト中に一度、そしてオーストラリアGPでもキミ・ライコネンのマシンに発生しており、どうやらフルスピードで回し続けるとターボに過大な負荷がかかってトラブルを起こしやすいようだ。このためフェラーリは、トップスピード付近でのターボの負荷を減らす方向でパワーユニットをデチューンしている。
具体的には、ストレートエンドまでターボを高回転で回し続けることなく、MGU-Hを使ってターボの回転数を抑え、負荷を減らしながらES(エナジーストア=バッテリー)の充電もしているらしい。こうした制御によって、ストレートエンドでのパワーが若干犠牲になるのと引き換えにターボを守り、またERS(エナジー・リカバリー・システム)が他の場所で使えるエネルギーも稼ぐことができる。
予選の1周だけなら、このような制御は必要ない。だが、レースで繰り返し負荷がかかるとターボの信頼性に不安が生じるため、フェラーリはピークパワーを意図的に抑えた状態で戦わざるをえないのだ。
ちなみに、バーレーンGPのフォーメーションラップでセバスチャン・ベッテルのマシンに起きたエンジントラブルは、ターボに起因するものではなく排気バルブの破損だった。この問題の再発を防ぐために、フェラーリは電子制御とフォーメーションラップでの手順を変更している。
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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5/17(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |