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F1第3戦中国GP 決勝トップ10ドライバーコメント

2016年4月18日

 F1第3戦中国GPの決勝トップ10入りを果たしたドライバーたちがレースを振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位

 中国で過ごした数日は最高だった。何より、ここに着いた瞬間からファンが大歓迎してくれたんだ。彼らはすごく熱狂的だから、僕らドライバーたちもすごくいい印象を持っている。


 レースの話をすると、僕にとってほぼ完璧な週末だった。スタートだけは、もう少しうまくやれる余地があったかもしれないね。でも幸い、ストレートでダニエル(・リカルド)を抜くことができた。その後は後方へのギャップを拡大していった。


 今日ほど素晴らしいバランスのマシンに今まで乗ったことがない。まさに完璧だった。そんな週末にするために助けてくれたすべての人たちに心から感謝する。それから僕の人生の一部であるすべての女性にも感謝したい。妻、娘、そして母だ。彼女たちは僕にとって信じられないほど大きな支えになっている。彼女たちがいるからこそ、こういうことを成し遂げることができた。僕は本当に幸せな男だ。


 3戦を終えた段階では自分のシーズンの展開にすごく満足している。でも今年のシーズンはとても長い。まだこれから獲得できるポイントは山のようにあるんだ。だから集中力を失わずに戦っていく。


 ロシアが楽しみだ。去年はロシアぐらいから予選でいい結果を連続して出せるようになってきたんだ。今年もそうなると嬉しいね。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位

 1周目に起きたことは、結局のところレーシングインシデントだ。僕からすると、行き場が見当たらなかった。キミ(・ライコネン)とダニール(・クビアト)にはさまれてしまったんだ。


 もちろん起きてしまったことに心から申し訳ないと思っている。同じ色のマシンに接触するのはいいことじゃない。残念だよ。あの接触がキミと僕の両方のレースをぶち壊しにしたんだ。


 そうはいっても最終的にはラッキーだったと思う。その後もレースを続けることができたんだから。セーフティカーに助けられて戦いに戻ることができた。


 キミはターン1でロックアップした。僕は彼を抜くためにイン側に入った。ダニールは僕の後ろにいた。彼の方がいいスタートをして、同じ動きをしようと並びかけてきた。僕はキミをオーバーテイクしようとして、ダニールは僕をオーバーテイクしようとしたんだ。そしたらキミは左から戻ってきた。クビアトは僕の後ろから右側に出てきた。僕は彼の動きに反応した。僕は引こうとしてブレーキを踏んで減速したが、行き場がなくてキミと当たってしまった。残念だ。その接触でマシンがダメージを負った。でもチームがうまく挽回させてくれた。彼らは冷静さを失わず、セーフティカーが出動した時にノーズを換えてくれた。


 全体的にペースはとてもよく、戦略もよく、ピットストップも素晴らしかった。1周目はひどい有様だったけど、その後についてはこれ以上望みようがないほどだ。ロシアではもっと順調にレースを戦いたいね。


 少しついてなかったけど、その後は楽しかった。マシンは好調だったし、2位は最大限の結果だと思うからね。


■レッドブル・レーシング
ダニール・クビアト 決勝=3位

 今日は心からレースをエンジョイできた。ペースはとても良かったし、僕らにはあまり有利ではないと思っていたコースで、これだけの成績を挙げられたのが嬉しいね。今日はマシンがすごく好調でシャシーは乗りやすかった。この後、パワーユニットがアップグレードされれば、もっと上位を争えるはずだ。


(セバスチャン・)ベッテルのインを突いたのは、フェアな攻撃だったと思っている。そこにスペースがあったから飛び込んだだけだ。僕と彼は接触しなかったけど、彼にとっては不運なことに、反対側にキミ(・ライコネン)がいた。僕にとっては当然の行動だったし、それが結果としてポディウムにつながった。


 これまで難しいレースが続いていたから、こういう結果を出せると心強い。今年僕らのチームはコンスタントに表彰台争いをしている。いいことだよ。シーズンの今後に向けて期待を感じる。
 今日は本当にハッピーだ。最高の気分で母国ロシアに向かうことができるよ。


(FIA記者会見で語り)去年のハンガリー以来の表彰台だからものすごく嬉しい。本当に久しぶりな感じがする。(スタート直後のベッテルとのバトルについては)話してもきりがない。あの動きが報われて、今表彰台に立っているんだから嬉しい。
 スタートがうまく決まった。ターン1からターン2はリスキーだった。もちろんリスクのある動きだった。でもそういう動きを取れば表彰台を手に入れるチャンスがあるんだ。だからこれからもリスクを取り続けるよ。皆期待しててね!


 レース全体をとてもうまくコントロールして走れた。今日は最初から最後まで戦う相手はセバスチャンだった。彼の挽回は素晴らしかった。僕らの方は終盤ソフトタイヤがなかったことでチャンスを逃したかもしれない。最後のスティントでミディアムを履いたが、そのタイヤでは彼に対抗できず、結局抜かれてしまった。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位

 1周目にインシデントがあったために2周目はあちこちがデブリだらけだった。でも大きなやつを踏んだという自覚はなかった。だから、ターン11と12あたりでリヤが滑り始めた時には、まさかと思ったよ。すぐに無線で「タイヤが壊れた」って伝えた。


 裏のストレートまで来た時点で振動も出始めて、これは間違いなくパンクだと分かった。その後、セーフティカーのおかげでさらに順位を落とすことになった。まさにダブルパンチだったね。ヘビー級のボクサーから腹に一発食らったみたいに効いたよ。


 でも、後半はすごくいいドライブができた。僕の人生でもベストレースのひとつじゃないかな。


 今のパッケージには期待をかけている。ここまでの3レースで、僕らはずっと何らかの形でいいところを見せてきた。シーズンの早い段階でこれほど戦えるとは思っていなかったし、ちょうど2014年と同じようなポテンシャルを感じる。


 今日はまるでシャンパンファイトに参加したみたいな気分だ。心の中の一部が微笑んでいる。今年実現すると思えるからだ。それがすごく嬉しい。これからも戦い続けるよ。


(Fox Sportsに対して語り)チャンスを逃した。やれるだけのことをやったけど、結局は不運だった。トップに立ったのにタイヤがパンクした。(ニコ・)ロズベルグは有利な戦略で走っていたから僕らは最終的に2位だっただろう。勝てたはずとは言わない。でも2位の可能性は絶対にあった。


 不運は忘れよう。このレースで僕自身の点数をつけると10点満点で10点だ。自分のレースにはめちゃくちゃ満足している。これ以上のことはできなかった。キャリアベストのレースをしながらシャンパンを飲めないなんて辛いけど、今回はついてなかっただけだ。まだメルセデスのペースにはおよばないが、ギャップはそれほど大きくない。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=5位

 スタート直後、何が起きたのか全く分からないんだ。突然ヒットされてスピンした。左フロントタイヤがパンクして、フロントウイングがダメージを負った。でも何とかピットに戻ることができた。


 コースに復帰した時にはほぼ最後尾まで落ちてしまい、マシンも少し扱いづらかった。それでも順位を上げるためにベストを尽くしたよ。最初は苦労したけれど、最終的にはある程度順位を取り戻すことができた。


 もちろん5位というのは理想的な結果でもなければ、目指していた結果でもない。でもああいうことが起きたことを考えれば、最悪の結果とはいえない。セブ(ベッテル)はレース後に謝りに来たし、故意に突っ込んできたわけじゃないのは分かっている。だからといって状況が変わるわけじゃない。残念だけどね。でもまだ長いシーズンの3戦目にすぎないしね……。


(Crash.netに対して語り)彼は「ごめんね」と言ったけど、それで起きたことが変わるわけじゃない。彼が故意にああいうことをしようとしたわけじゃないのは分かっているが、僕にとってもチームにとってもいいことじゃなかった。残念だけどああいうことが起こることもある。そして僕はその代償を払った。
 5位はノーポイントよりはいいけど、こういう結果を目指してるんじゃない。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=6位

 いいレースだった。レースの最初から最後まで他のクルマと戦い、戦略をうまく実行した。セーフティカーが出動した時、自分の戦略がうまくいくのかどうか分からなかったので心配した。でもセーフティカーが戻った後、すごくいいペースで走れた。それで他のマシンにある程度ギャップを築くことができたんだ。


 今日はタイヤを完璧に管理して走った。自分のパフォーマンスに大満足している。楽しいレースだった。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=7位

 難しい週末だった。いいスタートを切ったけれど、最後尾からのスタートはいつだって難しい。1コーナーで接触するとそこから連鎖反応が起きるから、そういう状況に陥らないようにしなければならないんだ。でも、前で起きた混乱を避けようとしたが、結局巻き込まれてしまった。本当についてなかった。


 その後は常に戦い続けるレースだった。後方からバトルをして順位を上げていくのはすごく面白かったよ! 何度も何度もオーバーテイクを繰り返した。


 全力を尽くしたが、7位が精いっぱいだった。終盤にはタイヤの性能も使い切ってしまった。ここはオーバーテイクが可能なコースだけど、(フェリペ・ナッセとの接触で)マシンに大きなダメージを負っていたから、ブレーキングで前に接近するのは難しかった。僕が感じた限りでは、空力パーツが失われ、サスペンションも損傷を負っていたと思う。クルマが沈み込む感じになっていた。


 でもこれもレースだ。こういうことは時には起こる。少なくとも数ポイントは手に入れることができた。ポイントの上で今日は大きな打撃を受けたけど、今後の数戦で遅れを取り戻すため、やれることをすべてやっていく。これから状況がどんどんよくなっていくことを願う。


(Formula1.comのインタビューに答えて)戦ってポジションを上げることを目指した。でもピットストップをするたびに順位を落とし、またやり直さなければならなかった。上位に上がることができず、最終的にはタイヤが足りなくなった。


 マシンがひどいダメージを負っていた。空力パーツがいくつか損傷を受けていたはずだし、サスペンションもそうだと思う。今日はマシンがひどく沈み込んで、四柱式ベッドみたいだった。


■スクーデリア・トロロッソ
マックス・フェルスタッペン 決勝=8位

 アクション満載のレースだったね! スタートはいいタイミングで決まったけど、残念ながらその後でポジションを守れなかった。それからはかなりトリッキーな展開になり、セーフティカー中にダブルピットストップを行ったこともあって、さらに順位を下げてしまった。コースに戻った時には集団の最後尾だったんだ……。


 だけど、僕は冷静さを失わずに1台ずつライバルを抜いていって、8位でフィニッシュすることができた。レース序盤の段階で、誰かが「君は8位に入れるよ」と言ったとしても、僕は信じなかっただろうけどね!


 チームが戦略面で素晴らしい仕事をしてくれたと思う。その結果、フィールドをかき分けて浮かび上がり、多少なりともポイントを獲ることができたんだ。


■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 決勝=9位

 いろいろなことがあってエキサイティングなレースだった! 今日は数多くのバトルやオーバーテイクを楽しめたよ。いつかやってみたいと思っていた、フェラーリ、メルセデス、レッドブルとのバトルもあったからね。


 最終的には9位で、大量得点にはならなかったけど、2台が揃ってトップ10で完走し、チームとして着実にポイントを重ねているのは良いことだ。ただ、もしかしたら、もう少し上の順位でフィニッシュできたかもしれない。最初のピットストップの時、ピットレーンで(速度を落としていたニコ・ヒュルケンベルグの)フォース・インディアにつっかえて、大きくタイムを失ってしまったんだ……。


 全体としては楽しいレースだった。何度もオーバーテイクができたし、ペースも決して悪くなかった。2週間後のロシアでのレースを楽しみにしているよ!


(ヒュルケンベルグの行動について語り)あれは全く普通の行動ではあるけれど、かなり危険だ。ピットレーンでは80km/hで走る。低速と思うかもしれないけど、ある程度スピードは出ている。そんな時に突然ブレーキを踏んだら、誰かが彼に追突しかねない。ピットレーンで2台のマシンがスピンしてしまうかもしれないんだ。
 芝の上から彼を抜こうとしたら、セブ(ベッテル)が来たから彼と絡まないように避けた。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 決勝=10位

 今日のレースにはがっかりした。スタート直後、フェラーリ2台がクラッシュしたことで行き場を失い、ポジションを大きく落とした。レース序盤、ソフトタイヤで走っている時にはすごくペースがよかったが、ミディアムタイヤに換えるとペースが落ちてグリップ低下に苦しんだ。マシンに問題がなかったのか、調べる必要がある。最終スティントはすごく大変だった。



(AUTOSPORTweb)




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