最新記事
- レーシングブルズ復帰直後のローソンは「悲し...
- アロンソ「2026年より後のことはわからない」...
- F1、2026年パワーユニット規則修正についての...
- 鈴鹿でのコース脇火災を受け、FIAが安全対策...
- グランプリのうわさ話:メキシコGP主催者、ペ...
- 角田裕毅に求められる予選Q3までの戦略性。ス...
- 2026年F1パワーユニットの性能格差に懸念。劣...
- スペインの新F1サーキット『マドリング』のシ...
- 松田次生のF1目線:メンタルの違いが如実に出...
- 経験豊富なウイリアムズ勢を追い詰めたハジャ...
- フェルスタッペンの去就の噂が再燃。加入を否...
- 佐藤琢磨が語る角田裕毅のメンタルとトップチ...
【角田裕毅F1第1戦分析】ピットタイミングを見誤り入賞を逃すも「最低限の仕事はできた」とチームリーダーに徹した決勝
2025年3月16日
2025年F1第1戦オーストラリアGPの決勝レースが始まる直前まで降り続いた雨はスタート前に上がったものの、路面は濡れたままとなっていたため、予選5番手の角田裕毅(レーシングブルズ)は、ほかのドライバーたちと同様、インターミディエイトタイヤを装着してスタートした。

フォーメーションラップでチームメイトのアイザック・ハジャーがスピンしてクラッシュ。これでフォーメーションラップは15分後にやり直しとなる。
エクストラフォーメーションラップの後に、1周減算の57周で行われることになった今年のオーストラリアGP。5番手からスタートした角田はポジションをキープして1コーナーを通過して行ったが、3コーナーでフェラーリのシャルル・ルクレールに交わされて6番手に後退した。

しかし、その後はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)を従えて、難しいコンディションのなか、6番手を力強く走行していた。
その後、路面が乾き出したところでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がクラッシュし、セーフティカーが導入される。ここで角田はほかの多くのドライバーと同様、ドライタイヤへ交換するためにピットイン。レース再開後にはルクレールを交わして5番手に浮上した。

ところがその後、雨が再び降り出してきた際にピットストップのタイミングをレーシングブルズが見誤ってしまう。後手を踏んだ角田がピットアウトするとポジションは12番手まで後退。このピットストップミスが大きく響いて、12位でフィニッシュした。

「最後の雨で順位を落とすまでは、ピットともいい感じでコミュニケーションが取れていました。あのときも、その前の周はセクター1が乾いていたんですが、次の周にはもう濡れていて、ドライタイヤでの走行はかなり難しかったです。僕には目の前の状況しか見えないので、これからチームと話し合って、改善していきたいと思います」
レースに『たら・れば』はない。しかし、あのピットストップミスがなければ、どうなっていたのかが気になるのは、筆者だけではないはずだ。角田はこう答える。
「4位になったウイリアムズ(編注:アルボンのこと。レース後、アンドレア・キミ・アントネッリへのペナルティが取り消しになったため、正式結果ではアントネッリが4位、アルボンが5位)の前でレースをしていたことを考えると、4位以上は行けたと思います。せめて1ポイントだけでも獲りたかったです」
無得点だったが、角田は手ぶらでチェッカーフラッグを受けたわけではない。しっかりとデータは持ち帰った。
「チームメイトがフォーメーションラップでクラッシュして1台だけとなるなかで、チームのリーダーとして最後まで走り切って、今後の開発に向けてのデータを取るという最低限の仕事はできたと思います」
これまで5回の開幕戦のなかで、最も力強い週末だった。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/19(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
4/20(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 99 |
2位 | ランド・ノリス | 89 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 87 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 73 |
5位 | シャルル・ルクレール | 47 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 38 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 31 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 20 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 188 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 111 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 89 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 78 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 25 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

