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サマーブレイク以降マクラーレンと交渉を続けてきたアルンニ・ブラビ。新天地では得意分野の育成とスポンサー獲得に専念へ
2025年1月28日
マクラーレンが元キック・ザウバーのチーム代表であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビをチーフビジネスアフェアオフィサーとして起用したことは、F1界の多くの人々を驚かせたようだ。しかし実際には、ザウバー/アウディを率いるマッティア・ビノットがアルンニ・ブラビを現契約の終了までザウバーに残すつもりがないことが明らかになった2024年のサマーブレイク以降、彼とマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは緊密な話し合いを行っていた。
フレデリック・バスールがザウバーからフェラーリに移籍した後、ザウバーは3人体制で指揮が執られるようになった。この2年間ザウバーのチーム代表を務めてきたアルンニ・ブラビがマクラーレンで担当するふたつの役割は、バスールがザウバーを去るまで彼が行っていたこととかなりの部分が一致している。
2023年と2024年のアルンニ・ブラビの役割は、F1パドックでも大きく誤解されていた。多くの人々が、彼が事実上のチーム代表であり、すべての主要な決定は彼の責任で行われていると信じていた。しかしそれは事実ではなかった。アウディは当時すでにアンドレアス・ザイドルをザウバー・グループのCEOに任命していた。ザイドルはファクトリーで仕事をすることを好み、グランプリにはほとんど姿を見せなかったものの、実権を握っていたのはザイドルだった。
アルンニ・ブラビの主な役割は、会議や公式記者会見でチームを代表することであり、アウディとザイドルから受けた指示に従って同意できない立場を何度も擁護してきた。アルンニ・ブラビはブリーフィングには参加したが、レース戦略を決定したのは主にセビ・プホラルとベアト・ツェンダーだったため、名目上はチーム代表ではあったものの、チーム内での実質的な権力はあまりなかった。
そのため、マクラーレンへの移籍は降格ではなく、単に彼が最も得意とするふたつの仕事をするようになるだけのことだ。それはバスールがザウバーで行っていた仕事、つまり若手ドライバープログラムを運営することと、スポンサー獲得への取り組みへ復帰することだ。アルンニ・ブラビのマクラーレン移籍の発表では、チームの組織体制における彼の幅広い責任が、「法務、ドライバー育成、商業活動、ドライバー契約管理、権利保有者や統治機関との関係など、マクラーレン・レーシングのさまざまな事業分野の経営におけるリーダーシップを担う」と詳述された。また、「アレッサンドロはドライバー育成プログラムのリーダーシップを引き継ぎ、それが彼の主な任務となる」ことも明らかにされている。
自身のドライバーマネジメント会社『Trusted Management』を経営するアルンニ・ブラビは、若い才能を育ててきた幅広い経験を持ち合わせており、マクラーレンにとって間違いなく大きな財産となるだろう。しかし、彼のあまり知られていない才能はスポンサー獲得にある。彼はザウバーの商業部門を引き継いで以来、過去3年間で20社以上のスポンサーとパートナーをスイスのチームに引き入れたのだ。ブラウン同様、アルンニ・ブラビも時間とともに成長していく傾向のある契約を結ぶ達人だ。そのため、このふたりが協力することで、すでに素晴らしいものになっているマクラーレンのスポンサーシップポートフォリオが、さらに拡大するだろうと考えるのは当然のことだ。
(GrandPrix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

