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レッドブル&HRC密着:5秒以内のフィニッシュを目指し、粘り強くノリスを追ったフェルスタッペン。7年前の一件も教訓に

2024年10月21日

 レッドブルとマックス・フェルスタッペンにとって、F1第19戦アメリカGPの決勝レースの真の戦いは43周目から始まった。チャンピオンシップ争いを演じるランド・ノリス(マクラーレン)が1秒以内に迫ってきたからだ。


 両者の緊迫した攻防は、52周目の12コーナーでピークに達した。バックストレートエンドでイン側を守るフェルスタッペンをアウト側から抜きにかかったノリス。2台はサイド・バイ・サイドのまま12コーナーに進入すると、コーナーを曲がりきれずにコースアウト。その際、コース外からノリスがフェルスタッペンの前に出て、3番手に浮上した。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&ランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第19戦アメリカGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&ランド・ノリス(マクラーレン)


 しかし、直後にレーススチュワードによって審議され、56周目にレーススチュワードはノリスに5秒のタイムペナルティを科した。


 トップのシャルル・ルクレールと2位のカルロス・サインツのフェラーリ勢2台に続いてチェッカーを受けたノリスから4.1秒後方でチェッカーを受けたフェルスタッペンが、5秒ペナルティを受けていたノリスを逆転して3位に繰り上がり、ノリスは4位となった。


 レース直後、テレビのインタビューでフェルスタッペンはノリスとの攻防について、次のように語った。


「ノリスを後ろに抑えるのは大変だったけど、できることはすべてやった。僕にも意見があるが、ここで言う必要はない。判断はスチュワードに任せる」


 その後、国際自動車連盟(FIA)の公式会見で、その意見について尋ねられたフェルスタッペンは、7年前のこのアメリカGPでの一件を語り出した。

レッドブル&HRC密着
2024年F1第19戦アメリカGP 3位に入賞し、レース後の会見に出席したマックス・フェルスタッペン(レッドブル/写真右)。シンガポールGPの会見では必要以上の受け答えをしなかったフェルスタッペンに、アメリカGPで笑顔が戻ってきた


「はっきりしているのは、白線の内側でなければ追い越しはできないということだ。僕もここで、たしか2017年だったと思うが、5秒ペナルティを科せられたことがあるからね。それで表彰台を逃した。だから、僕はただ冷静さを保ち、その後はタイヤの状態や僕の置かれた状況を考えると簡単ではなかったけれど、最後までできる限りのことをして、チェッカーフラッグを目指した」


 2017年、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたアメリカGPはこの日と同じように表彰台を賭けて激しい攻防がレース終盤に繰り広げられた。そのバトルをキミ・ライコネン(当時フェラーリ)と演じていたのがフェルスタッペンだった。


 フェルスタッペンは最終ラップでライコネンをオーバーテイクして、3番手でチェッカーを受けたが、ライコネンを抜いた際にコース外を走行したとして、スチュワードから5秒加算のペナルティが科せられ、4位に降格した。


 だから、フェルスタッペンはノリスに抜かれた後も、必死にノリスに喰らいつき、5秒以内でチェッカーフラッグを受けるために全力を尽くした。ファイナルラップに入る直前、ふたりの差は2.8秒。しかし、ファイナルラップに入るとランス・ストロール(アストンマーティン)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の2台の周回遅れに出会し、ノリスとの差はセクター3に入るとどんどん広がって、最終的にノリスから4.1秒遅れでチェッカーフラッグを受けた。あとコンマ9秒遅れていたら、逆転はならなかった。


 前日のスプリントに続いて、決勝レースでもノリスに先着したフェルスタッペンは、ドライバーズ選手権でノリスとの差をアメリカGPの週末で5点広げて57点とした。それを可能にしたのは、52周目の12コーナーのバトルではなく、じつはその直後からチェッカーフラッグまでの4周に渡るフェルスタッペンの粘り強い走りだったことを忘れてはならない。

レッドブル&HRC密着
レース後のエンジニアとのミーティングを終えたフェルスタッペンは、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーと談笑していた



(Masahiro Owari)


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