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ガスリーが激しいチームメイトバトルの末に10位入賞「今日のところは1ポイントでよしとする」/F1オーストリア
2024年7月1日
2024年F1オーストリアGPの決勝で、アルピーヌのピエール・ガスリーは、チームメイトのエステバン・オコンとのバトルの末に10位入賞となった。
この週末でスプリントの予選/決勝、そして予選と、つねにチームメイトのエステバン・オコンの後塵を拝し続けてきたガスリーは、13番手グリッドから決勝レースをスタートした。
スタート直後にダニエル・リカルド(RB)を抜いて11番手となったガスリーは、ハースの2台に続いた。しかしハースの2台は、10周目あたりで早めのピットイン。一方ランデブー状態となったオコンとガスリーは、20周目にはオコンから順にピットへ向かい、ハードタイヤでのロングスティントへ入る。
ここで、早めのピット戦略でトラックポジションを上げていたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に追いついたアルピーヌのふたりは、ペースで鈍るアロンソを抜きあぐねることに。
ふたりの理想はアロンソを早々に抜いて前のハース2台に追いつくことだが、ここでは膠着状態に。これに見かねた後ろのガスリーがオコンに並びかけ、チームメイトバトルに火がついた。
36周目、3コーナーでガスリーがオコンの真横に迫り、接触必至となってコース外に出ざるを得ないほどの白熱したバトルを展開。結局その後も2台は僅差で順位をキープし、41周目の3コーナーでふたたび接近、4コーナーの立ち上がりでようやくガスリーが前に出た。
しかし、このバトルに時間とタイヤを費やした2台は、2度目のピットアウト後にふたたびポイント圏外へダウンしてしまった。最終的に、優勝を争う2台のうち1台が戦線を離脱したことで、ガスリーは10番手にポジションアップ。終盤には9番手のリカルド相手にバトルを挑むも抜くには至らず、10位でチェッカーを受けて1ポイントを獲得した。
■ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
決勝=10位(71周/71周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
「これで4戦連続のポイントフィニッシュになり、僕のF1キャリア通算400点目を獲得した。その意味では満足のいく一日だったけど、今日のレースに関してはいくつかの部分で改善が必要なのは確かで、そのために詳細なレビューをするつもりだ」
「僕はずっとポイント圏内で争っていた。まずスタートが完璧ではなかったので、リカバリーに全力を傾けたんだ」
「(ポジションを争った)2台のハースは僕らよりわずかに速かったと思うし、終盤にはダニエル(・リカルド)と接戦になったものの、DRSトレインのなかにいたので抜くまでには至らなかった。今日のところは1ポイントでよしとするよ」
「それでも、4戦続けてポイントを獲得できたことは、性格の異なるサーキットでも一貫した成績を得ていることの証拠だ。実際、僕らはこのパッケージに関する自信を深めつつあり、それはこうしてプッシュし続け、クルマのパフォーマンスを高め続けるためのモチベーションにもつながる」
「これからもひとつひとつのレースで全力を尽くし、自分たちのできることに集中していくつもりでいるし、いま僕らが乗っている軌道に大いに満足している。さて、次はシルバーストンだ」
(autosport web Translation:Kenji Mizugaki)
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

