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レッドブル&HRC密着:予選Q1から接戦。風の影響を受けつつも、トウも利用し僅差の争いを制したフェルスタッペン

2024年3月2日

 プレシーズンテストで安定して速かったレッドブルとマックス・フェルスタッペン。しかし、今回F1第1戦バーレーンGPの予選は大方の予想を超え、Q1からかなり接近したタイムアタック合戦が展開された。


 その理由をフェルスタッペンはこう答えた。


「テストがとてもよかったのは確かだけど、今週は風が強くて、クルマのバランスが変化して少し難しかった」

2024年F1第1戦バーレーンGP 予選後会見
2024年F1第1戦バーレーンGP予選後会見 左から2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、PPマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)


 空力効率が高いレッドブルのマシン。しかし、そのせいで風の影響を受けやすくなっていたのか。


 それでもフェルスタッペンは、Q3の1回目のアタックを終え、暫定トップとなる1分29秒421をマーク。しかし、2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は0.059秒。勝負は最後のアタックとなった。


 この最後のアタックで、フェルスタッペンは魅せた。アタックに入った直後のホームストレート上で、アタックを終えたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)のスリップストリームを利用したのだ。


「アタックに入ろうとしたら、前方に彼がいたから、少しトウを利用させてもらった。そのおかげでラップタイムは少し上がったけど、そこまで大きなゲインはないよ」


 それでもルクレールとの差は、0.059秒。スリップストリームを利用する価値は十分あった。このアタックでフェルスタッペンは1回目のアタックをコンマ3秒上回り、1分29秒179を叩き出した。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第1戦バーレーンGP ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 フェルスタッペンよりも後からタイムアタックを行っていたルクレールはこのタイムを更新できなかったものの、フェルスタッペンの1回目タイムを上回っていたことを考えると、フェルスタッペンが2回目のアタックでスリップストリームまで使ってアタックに入っていくような集中力がなければ、あのスーパーラップは生まれていなかったかもしれない。


「最後のアタックでは、ようやくタイヤにスイッチを入れることができた」


 そうフェルスタッペンはポールポジションを獲得した理由を語り、シーズン最初の予選を次のように振り返った。


「ポールポジション争いだけでなく、予選全体を通してギャップが非常に接近していて、Q3では誰がポールを獲得するのかまったくわからない状態だった。だから、そのなかでアタックするのはとてもエキサイティングだった。でも、明日のレースは、もっとエキサイティングになるだろう」

レッドブル&HRC密着
2024年F1第1戦バーレーンGP ガレージでエンジニアらと話し合うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)



(Masahiro Owari)


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