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【F1アメリカGP決勝の要点】トラブルを抱えた王者を追い詰め勝利に近づいたハミルトン。大型アップデートにも手応え
2023年10月23日
ルイス・ハミルトン(メルセデス)が最後までマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追い詰め、F1第19戦アメリカGPで2位入賞を果たした。しかしレース後のフロアおよびプランクの摩耗チェックで技術規則違反が発覚。ハミルトンは失格裁定を受け、2位表彰台は幻となってしまった。
具体的な失格内容は、「リヤのスキッドプレートが規定以上に摩耗していた」というものだ。メルセデスのトト・ウォルフ代表は、「スプリントフォーマットにライバルたちがうまく対処したのに対し、我々は誤りを犯してしまった」と、コメントしている。具体的には、どういうことか。
スプリントの週末はフリー走行が初日の1回しかなく、この60分間で予選、レースに向けてのセッティング作業を完了しなければならない。ある程度のロングランはもちろん行うものの、搭載燃料量はレース本番ほど多くない(つまりレース本番より車体の沈み込みは小さい)。
メルセデスも当然、その差異は考慮しながらセッティングを決めていった。しかし一方で、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は1年前に舗装を全面的にやり直したにもかかわらず、路面のバンピーさは予想以上だった。その結果、ハミルトンのマシンは想定以上に激しい底付きを受け、スキッドプレートが規定以上に摩耗してしまったのだった。
とはいえ今回のハミルトンは、力強い走りに終始。表彰台に上がるのは今季6回目になるが、これまでで最も勝利に近いレースだった。特に38周目に、ミディアムタイヤに履き替えてからのペースは秀逸だった。いったん4番手に後退するものの、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)を次々にかわして再び2番手に。ブレーキに違和感を覚えていたフェルスタッペンよりコンマ数秒速いラップタイムを刻み続け、39周目に10秒以上あったギャップを、最終周突入時点では1秒8まで縮めていた。
ハミルトン自身が言うように、「あと数周あったら、勝てていた」かどうかは、正直わからない。しかしシンガポールGPを除けば、今季圧倒的な強さを誇示し続けるレッドブル/フェルスタッペンの組み合わせに、最も大きなプレッシャーをかけた1戦だったことは間違いない。
メルセデスはこの週末、フロア形状の変更など今季最後の大幅アップデートを投入。予選でも最後までポール争いに絡んだハミルトンは、「この2年間で最も手応えを感じた改良だった」と、絶賛していた。
今回のアップデートについてテクニカルディレクターのジェームズ・アリソンは、「来季マシンの開発の方向性が正しいかどうか、確認の意味もあった」と語っている。だとするとメルセデスが本格的に復調する上での、これは重要な一歩になるかもしれない。
(取材・文 柴田久仁夫)
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7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 23:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

