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レッドブル&HRC密着:安全策を選択しミディアムスタート。フェルスタッペンはスタートで首位をキープし完勝

2023年6月5日

 マックス・フェルスタッペンがF1第8戦スペインGPでポール・トゥ・ウインを飾った。


 この日、フェルスタッペンに最も接近したドライバーはスタート直後のカルロス・サインツ(フェラーリ)だけだった。それは、スタート時に上位勢でフェルスタッペンだけがミディアムタイヤを装着し、サインツら、ほかのドライバーがソフトタイヤを履いていたからだった。

レッドブル&HRC密着
スタート後、首位の座をキープしたフェルスタッペン


 ピレリのシミュレーションでも、最速のピットストップ戦略はソフトでスタートした後、ハードとハードでつなぐ2ストップ作戦だった。


 その理由をクリスチャン・ホーナー代表が次のように説明した。


「少し保守的だったが、ソフトタイヤはデグラデーション(性能劣化)が大きく、もしソフトでスタートすると3ストップも視野に入れなければならず、そうなると優勝争いが混沌となるため、安全策をとった」


 確かに2022年のスペインGPは全車ソフトタイヤでスタートし、レッドブルを含むほとんどのドライバーが3回ストップを強いられた。もし、フェルスタッペンがソフトタイヤでスタートし、ライバル勢がミディアムタイヤを選択した場合、ピットストップ作戦で逆転される可能性をレッドブルは嫌ったのだ。


 もちろん、こちらがミディアムタイヤを選択し、相手がソフトタイヤでスタートした場合に、スタートでの蹴り出しも心配していた。しかし、金曜日から全セッションでトップタイムをマークし続けていたフェルスタッペンならば、コース上でオーバーテイクできると踏んでいた。


「我々のマシンであれば、DRSの威力でオーバーテイクすることは難しくないだろうし、今年はシケインがなくなったことでさらにオーバーテイクがしやすくなった」(ホーナー)


 しかし、ホーナーの心配は杞憂に終わる。ミディアムタイヤでスタートしたにも関わらず、フェルスタッペンはスタート直後の1コーナーでトップを死守したことで、この日のフェルスタッペンにコース上で敵はいなくなった。唯一の敵は速すぎるレッドブルのマシンRB19をいかに手懐けるかだけだった。というのも、レース中にフェルスタッペンはトラックリミットの警告を3回受けていたからだ。


 そんななか、フェルスタッペンはレース終盤にファステストラップを狙いに行く。


「最後の警告を受けていたことはわかっていたけれど、それほど問題ではなかった」というフェルスタッペンは、61周目に1分16秒330のファステストラップを叩き出した。2位のルイス・ハミルトン(メルセデス)とチームメートのセルジオ・ペレスよりもコンマ3秒以上速い、異次元の走りだった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2023年F1第8戦スペインGP 今シーズン5勝目を挙げたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Masahiro Owari)




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ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン400
2位セルジオ・ペレス223
3位ルイス・ハミルトン190
4位フェルナンド・アロンソ174
5位カルロス・サインツ150
6位シャルル・ルクレール135
7位ランド・ノリス115
8位ジョージ・ラッセル115
9位オスカー・ピアストリ57
10位ランス・ストロール47

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング623
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム305
3位スクーデリア・フェラーリ285
4位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム221
5位マクラーレンF1チーム172
6位BWTアルピーヌF1チーム84
7位ウイリアムズ・レーシング21
8位マネーグラム・ハースF1チーム12
9位アルファロメオF1チーム・ステーク10
10位スクーデリア・アルファタウリ5

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