F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:グリッドでガスリー車のシートを外して配線を確認する異例の事態に。電気系統は開始90秒前に復活

2022年9月1日

 F1ベルギーGPの国歌斉唱が始まり、グリッド上のスタッフたちが手を休めて、スパ・フランコルシャン・サーキットのホームストレートに響き渡る華麗な歌声を聞いていたころ、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)のマシンが停まっていた8番グリッドだけ、別世界となっていた。マシンにトラブルが発生して、スタートできるかどうかという危機的状況に見舞われていたからだ。


 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンはこう説明する。


「ダミーグリッドに聞いて、ピエールがマシンを降りて、国歌斉唱のセレモニーへ向かった後、マシンに問題が発生したんだ」


 フランツ・トスト代表によれば、「電気系の不具合だった」が、問題は原因がわからず、電気系統が動かなくなったままの状態に見舞われていたことだった。


 その深刻な様子は、いつも冷静なチーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズが担当スタッフと険しい表情でやりとりしている姿を見て、容易に想像できた。

F1 Topic
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズが担当スタッフと険しい表情でやりとりしていた


 原因が究明できないため、エギントンはシートを外して、コクピット底部の配線を確認させる決断を下す。グリッド上で行う作業としては、異例中の異例だった。

F1 Topic
エギントンは、ガスリー車のシートを外してコクピット底部の配線を確認させることを決断した(左端がエギントン)


 そこに、国歌斉唱のセレモニーを終えたガスリーが戻ってきた。しかし、自分が乗り込むべきコクピットにシートがない。レースエンジニアのピエール・ハムリンがガスリーに近寄り、言葉をかけた。

F1 Topic
レースエンジニアのハムリンはガスリーに、マシンをガレージに戻すこととスタートできない可能性があることを伝えた


「彼は僕にこう言ってきた。『これからクルマをガレージに戻すことになった。もしかすると、レースに参加できないかもしれない』とね」


 すでにアルファタウリのガレージには、ピットレーンスタートを決めていた角田裕毅のマシンが停まっていた。そこにもう1台、ガスリーのマシンがメカニックに押されて戻ってきた。


 しかし、なかなか問題が解決しない。だれもがレースへの参加をあきらめかけていたとき、ガスリーの電気系統が復活した。フォーメーションラップのスタートまで2分を切っていた。


「90秒前、突然ピエールのマシンが生き返った。そこでピットレーンからレースを始められるようにパワーユニットを始動させることができた。ファクトリーへ帰ったら、なぜ何が原因で問題が発生し、どうして復活したのかを調べなければならない」(トスト)


 ガスリーにとって、この日のレースは通算100回目の記念すべきレースで、スパ・フランコルシャン・サーキットにはガスリーの両親が駆けつけていた。その特別なレースで奇跡のスタートを切っただけでなく、見事9位でフィニッシュしたガスリーを両親は笑顔で出迎えていた。



(Masahiro Owari)




レース

9/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/1(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/2(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン341
2位シャルル・ルクレール237
3位セルジオ・ペレス235
4位ジョージ・ラッセル203
5位カルロス・サインツ202
6位ルイス・ハミルトン170
7位ランド・ノリス100
8位エステバン・オコン66
9位フェルナンド・アロンソ59
10位バルテリ・ボッタス46

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング576
2位スクーデリア・フェラーリ439
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム373
4位マクラーレンF1チーム129
5位BWTアルピーヌF1チーム125
6位アルファロメオF1チーム・オーレン52
7位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム37
8位ハースF1チーム34
9位スクーデリア・アルファタウリ34
10位ウイリアムズ・レーシング6

レースカレンダー

2022年F1カレンダー
第17戦シンガポールGP 10/2
第18戦日本GP 10/9
第19戦アメリカGP 10/23
第20戦メキシコGP 10/30
第21戦ブラジルGP 11/13
  • 最新刊
  • F1速報

    第16戦 イタリアGP号