最新記事
- 悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「...
- 2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライ...
- 2024年F1第6戦マイアミGP決勝トップ10ドライ...
- ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕た...
- レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメー...
- 【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイ...
- サインツにペナルティ、ピアストリとの接触で...
- 【F1第6戦マイアミGP決勝の要点】ノリス初優...
- 【ポイントランキング】2024年F1第6戦マイア...
- ドナルド・トランプがF1マイアミGPに登場。マ...
- 追記あり【正式結果】2024年F1第6戦マイアミG...
- マクラーレンのランド・ノリスが参戦110戦目...
レッドブル&HRC密着:開発をギリギリまで遅らせたRB18で最前列確保。E10燃料に合わせたPU開発も貢献
2022年3月20日
「まったく新しい新世代マシンと新しいレギュレーションの下で、2台とも2列目までを確保できたことは、うれしい限りだ。昨年はチャンピオンシップを獲得するために最後まで全力で戦ったため、今年のクルマの開発に取りかかるのが遅れたことを考えれば、チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う」
注目の開幕戦バーレーンGPの予選で、マックス・フェルスタッペンが2番手、チームメイトのセルジオ・ペレスが4番手につけたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、そう言ってチームを称えた。
ライバルたちが大きくレギュレーションが変わる2022年マシンの開発にリソースを早々に移行したのに対し、レッドブルはパートナーを組むホンダのラストイヤーに、何がなんでもタイトルを獲得しようと、2022年型マシンの開発をギリギリまで遅らせた。
それでも、空力の天才、エイドリアン・ニューウェイ率いるレッドブルの技術者たちは、ドライバーズチャンピオンを獲得したRB16Bに負けないほど高い性能を新車RB18に授けた。そのひとつが前後のサスペンションだ。
昨年までレッドブルは長い間、リヤサスペンションにプルロッドを採用してきた。
レッドブルがリヤにプルロッドを採用するようになったのは2009年。その理由は小さくなったディフューザーの効果を高めようと、リヤタイヤの内側のフロアに近いエリアに空気の通り道を確保するためだった。その作戦は成功し、ライバルチームも次々と模倣していった。
ところが、今年の新世代マシンはディフューザーが大きくなった。そのため、リヤがプルロッドだとギヤボックス側の付け根がディフューザーと干渉してしまう可能性がある。少しでもディフューザー効果を高めるために、ギヤボックス側の付け根がギヤボックスの上側となるプッシュロッドに変更してきたものと考えられる。
もちろん、それ以外にも新世代のマシンになってもレッドブルが速さを失わなかった理由はある。それはE10燃料に合わせて開発されたホンダの新しいパワーユニットだ。2021年限りでパワーユニット・マニュファクチャラーとしてのF1参戦は終了したホンダだが、E10燃料に合わせたパワーユニットの開発は、ホモロゲーションが締め切られるギリギリまで続けられた。
昨年、レッドブルとチャンピオンシップ争いを最後まで演じたメルセデスのトト・ウォルフ代表は「我々も頑張って開発してきたが、ホンダもいい仕事をしてきたように思う」と、ホンダが開発したE10用パワーユニットを称賛していた。
レッドブルとHRCによる初めての予選での2番手と4番手という結果は、双方の努力によって成し遂げられた成果だった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |