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「チャンスがあれば表彰台を狙ってほしい」角田裕毅には印象に残るシーズンを期待/ホンダF1山本MDインタビュー(2)
2021年3月20日
バーレーン・インターナショナ・サーキットで行われた今年のプレシーズンテストでは、7年ぶりの日本人F1ドライバーである角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が総合2番手タイムを記録した。
ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターは、角田とピエール・ガスリーについて非常にいいコンビネーションだと評価している。角田には序盤からチャレンジし、まずは入賞、そしてチャンスがあれば表彰台を狙ってほしいと山本MDは期待を語った。
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──アルファタウリもテストでは好調でした。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):アルファタウリについては(ピエール・)ガスリーが成熟してきていて、レースペース中心にテストをしてくれていたみたいです。そんななか、角田(裕毅)がDRSを早く使ってみるなど、やんちゃさもあり、非常にいいコンビネーション。昨年以上に充実してるといったガスリーのコメントを聞くと、来週の開幕が楽しみです。
とはいえ、アルファタウリについてはまだまだやらなければいけないことがあると聞いていますし、今週しっかしとそれをやり切ってもらって、来週(開幕戦)のプラクティスに臨んで欲しいです。
──角田選手は最終日に2番手タイムをマークしました。角田選手とは、テスト後、何か話をしましたか。
山本MD:ラインだけ。『3日間楽しかったです』と返ってきました。それだけです。まあ最初はこちらから余計なことを言わずに、自由にやらせようと思っています」
──最終日のアタックでは、DRSを早めに使用したことが海外でも話題になっています。
山本MD:DRSをあれほど早く使えるとは、僕もわからなかったし、世界にいいアピールをしてくれたんじゃないですか。ホンダらしいじゃないですか、そういうやんちゃさも。しばらくは放っておこうかなと。
──ミスをしても、しばらくは静観する?
山本MD:彼は学習能力が高く、吸収力があるので、序盤はどんどんチャレンジしてもらいたい。そうして、中盤、夏休み前後からガスリーとQ3でバトルしてもらえるといいなって思っています。あまり調子に乗っていたら、そのときは喝を入れますがね。
──アルファタウリからは、ホンダに対して、どんなシーズンにしたいかというメッセージはありますか。
山本MD:フランツ(・トスト/チーム代表)から「セカンドグループのトップでシーズンを終えたい」と言われています。それを叶えられるようにホンダも努力していきたいです。
■ホンダの育成システムは継続「いいドライバーがいればレッドブルと話をする」
──角田選手のチームメートであるガスリーも素晴らしいドライバーです。今年は予選で“何勝何敗までだったら合格ライン”といったような設定を山本さんは持っていますか。
山本MD:角田は今年ルーキーだから、シーズンを終えて五分五分だったら上出来じゃないですかね。僕はもしQ3にふたりともいったらガスリーと角田はいい勝負をすると思いますよ。
──では、レースでは何を期待していますか?
山本MD:もちろん入賞してほしいという期待はあります。バーレーンは意外とアルファタウリとの相性が悪くないじゃないですか。トロロッソ時代の2018年にはガスリーが4位になった。ああいったことも含めてバーレーンは何が起きるかわからないなと思っています。
──シリーズを通して、角田選手に求めるものは何ですか。ランキング順位なのか、シーズンの最高位なのか……。
山本MD:過去の一流ドライバーのレースキャリアを振り返ってみても、ファーストシーズンは記憶に残るシーズンを終えていると思います。そのためには、ポイントもある程度稼がないといけない。まずは入賞。そして、チャンスがあったら、表彰台を狙ってほしいなと思っています。
──ホンダは今年限りでF1活動を終了します。ホンダの育成システムは今後どうなっていくのでしょうか。
山本MD:それはこれまで通り、いいドライバーがいればレッドブルと話をしていくだろうし、継続していきます。このプログラムを作ったベースにはレッドブルから一緒にやろうと言われたことがありますし、ホンダがF1活動を終了してもレッドブルのジュニアチームとのコラボはやっていきましょうとお互い言っています。モビリティランドがSRS(鈴鹿レーシングスクール)をやってくれているのも含めて、子供たちに夢を持ち続けてほしい。日本のスーパーフォーミュラの15号車がレッドブルカラーで走っているのも、日本から世界へ羽ばたこうとする気持ちを大事にしてもらうためですから。
──2008年に撤退したときとは、そういったところも違うわけですね。
山本MD:今年は岩佐歩夢くんがFIA-F3に出ます。彼も非常に楽しみな選手です。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 400 |
2位 | セルジオ・ペレス | 223 |
3位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
4位 | フェルナンド・アロンソ | 174 |
5位 | カルロス・サインツ | 150 |
6位 | シャルル・ルクレール | 135 |
7位 | ランド・ノリス | 115 |
8位 | ジョージ・ラッセル | 115 |
9位 | オスカー・ピアストリ | 57 |
10位 | ランス・ストロール | 47 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 623 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 305 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 285 |
4位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 221 |
5位 | マクラーレンF1チーム | 172 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 84 |
7位 | ウイリアムズ・レーシング | 21 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 12 |
9位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 10 |
10位 | スクーデリア・アルファタウリ | 5 |

