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F1プレシーズンテスト3日目:「レッドブルの方が速いのはデータから明らか」とメルセデス。ベッテルに再びトラブル
2021年3月15日
3月14日、バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2021年F1プレシーズンテストが3日目最終日を迎え、10チーム18人のドライバーが走行した。全チームが、開幕戦バーレーンGPに向けたニューマシンの仕上げを行った。
■メルセデス(W12)
午前セッション担当のバルテリ・ボッタスはロングランのセッティングやバランス改善の作業を行い、86周を走り、1分32秒406(C2タイヤ)で16番手。午後に走ったルイス・ハミルトンは、ロングランと予選シミュレーションを行い、54周のなかで記録した1分30秒025(C5タイヤ)で5番手にとどまった。
ボッタスは、「まだ完全に快適には感じないが、前進している。このマシンもチームもタイトルに挑戦するポテンシャルはあると確信している。今の時点でパフォーマンスの点で理想的とは思っていないが、いずれそうなる」とコメントした。
ハミルトンは、「元々テストはあまり好きではないんだが、今年はもっとテスト期間が長ければよかったのにと思う。なにしろやることが山のようにあるからね」と語った。
「今日多少は改善したが、まだ望んでいるような状態ではない。どこのエリアがというより、ラップ全体を改善する必要があると感じる」
メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは「燃料を多く積んだ状態でのマシンバランスは多少向上し、予測しやすい挙動になった」とテストを振り返った。
「ただ、この数日のデータから判断すると、レースペースではレッドブルほどの速さがない。燃料を軽くした状態では、状況がより判断しづらい。ペースの向上が十分ではないので、調査する必要がある。今日はたくさんのマシンが我々よりも優れたペースを示していた」
■レッドブル・ホンダ(RB16B)
午前セッションではセルジオ・ペレスが走り、49周のなかで、1分30秒187(C4タイヤ)で午前セッションでは最速、この日全体の8番手となった。午後のマックス・フェルスタッペンは1分28秒960(C4タイヤ)をマーク、全ドライバー中唯一1分28秒台に入り、3日間総合のトップに立った。
最終日のこの日、チームはマシンの最適化に取り組み、ショートランを行い、セットアップアイテムを試したということで、ヘッド・オブ・レースエンジニアリングのギヨーム・ロケリンは、「ポジティブなテスト期間だった。優れた基礎を築くことができたので、2週間後のバーレーンGPが楽しみだ」と語っている。
■マクラーレン・メルセデス(MCL35M)
午前担当のランド・ノリスは56周を走り、1分30秒661(C3タイヤ)で11番手。午後に登場したダニエル・リカルドは76周を走りこみ、1分30秒144(C4タイヤ)で7番手となった。
ノリスはいくつかの問題に悩まされたがそこから学ぶことができたと語り、リカルドは、大きな問題も懸念もなくとてもスムーズに3日間のテストを終えることができたと振り返った。
■アストンマーティン・メルセデス(AMR21)
午前にはランス・ストロールが走り、80周のなかで1分36秒100(C3タイヤ)をマークし、18番手。午後にはセバスチャン・ベッテルが登場したが、前日に続き再びトラブルに見舞われ、走行を早めに切り上げることとなった。チームはトラブルについてブースト圧の低下と説明している。ベッテルは56周を走り、1分35秒041(C3タイヤ)で17番手で、アストンマーティンのふたりはタイムシートの最下位を占める結果となった。
■アルピーヌ(A521)
午前にエステバン・オコンが走行、61周のなかで記録した1分31秒310(C3タイヤ)で13番手となった。午後はフェルナンド・アロンソが担当、78周を走りこみ、1分30秒318(C4タイヤ)で9番手だった。
エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキーは、大きな問題もなく、1日130周の目標を達成、パフォーマンス改善が見られたと語っている。
■4番手ライコネン「テストのタイムは無意味だが、車が速くなったとは感じる」
■フェラーリ(SF21)
午前セッションにはシャルル・ルクレールが登場、80周を走り、1分30秒486(C3タイヤ)で10番手。午後のカルロス・サインツJr.は、79周のなかで1分29秒611(C4タイヤ)をマークし、3番手に入った。
マッティア・ビノット代表は「昨シーズンと比較して多くのエリアで改善したと感じる」とポジティブな感想を述べている。
■アルファタウリ・ホンダ(AT02)
ピエール・ガスリーが午前を担当、76周を走りこみ、1分30秒828(C4タイヤ)で全体の12番手となった。午後にコースに出た角田裕毅は、91周のなかでロングランとショートランを実施。セッション終盤にソフトタイヤでアタックし、1分29秒053(C5タイヤ)でフェルスタッペンと0.093秒差の2番手となった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、この日行ったレースシミュレーションで角田はタイヤマネジメントについて学ぶことができたとして、ルーキーである角田にとって有意義な一日だったと振り返っている。
■アルファロメオ(C41)
キミ・ライコネンが一日を通して走行、166周を走りこみ、 1分29秒766(C5タイヤ)で4番手という好位置で最終日を締めくくった。ライコネンは「テストのタイムには何の意味もないが、マシンの感触は去年よりいいと感じる。2020年終盤のベストな時期より速くなっていると思う」とポジティブな発言をしつつ「それをレースでのパフォーマンス向上につなげられるかどうかが重要だ」とも述べている。
■ハース(VF-21)
午前にはミック・シューマッハー、午後にはニキータ・マゼピンが走行。シューマッハーは78周を走り1分32秒053(C3タイヤ)で15番手。初日にトラブルで走行時間を失ったが、その遅れを取り戻せたと、シューマッハーは述べている。マゼピンは67周のなかで出した1分31秒531(C4タイヤ)で14番手だった。マゼピンは、3日間でたくさんのことと学ぶことができ、楽しいテストだったと語った。
■ウイリアムズ(FW43B)
ジョージ・ラッセルがプレシーズンテストでの最初で最後の走行を行った。158周を走りこみ、1分30秒117(C5タイヤ)で6番手に入り、ラッセルは「有意義な一日だった」とコメントしている。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのデイブ・ロブソンは、「マシンのペースについてはまだ評価できないが、現時点ではいい感触を持っている」と語った。
関連ニュース

1位 | マックス・フェルスタッペン | 144 |
2位 | セルジオ・ペレス | 105 |
3位 | フェルナンド・アロンソ | 93 |
4位 | ルイス・ハミルトン | 69 |
5位 | ジョージ・ラッセル | 50 |
6位 | カルロス・サインツ | 48 |
7位 | シャルル・ルクレール | 42 |
8位 | ランス・ストロール | 27 |
9位 | エステバン・オコン | 21 |
10位 | ピエール・ガスリー | 14 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 249 |
2位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 120 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 119 |
4位 | スクーデリア・フェラーリ | 90 |
5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 35 |
6位 | マクラーレンF1チーム | 17 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 8 |
8位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 6 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 2 |
10位 | ウイリアムズ・レーシング | 1 |

