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毒舌パドック裏話 スペインGP編:F1に新しいサービスを次々と導入するリバティ・メディア

2018年5月21日

 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第5戦スペインGP編です。

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 F1の世界では、実際にそれが起きるのを待たずとも、あらかじめ用意しておけるようなニュース記事がいくつかある。たとえば「レッドブル、モナコでの優勝に期待」とか、「ルノー、パワーユニットのアップグレードを急がず」とか、「8位入賞のフェルナンド・アロンソ、キャリア最高のドライブと自賛」といったものだ。

 ほとんどのチームについて、「スペインGPにアップグレードを投入」という記事を目にすることになるのも、ファンのみなさんはよくご存知のことだろう。ヨーロッパラウンドの初戦となるバルセロナでのレースは、オーストラリアや中国と比べれば各チームの本拠地に近く、新しいパーツを運び込むのもはるかに楽なのだ。

 だが、スペインでのパーティに新しいものを持ち込んだのは、チームだけではなかった。F1のオーナーであるリバティ・メディアも、ファン体験を改善する努力の一環として、様々な趣向を凝らしていたのだ。

 この際だから、ひとつ告白しよう。いまや私はリバティのファンだ。

 バーニー・エクレストンがこのスポーツのためにしたことを、私は大いに称賛してきた。だが、彼がこのショーを運営してきた手法は、21世紀の世の中でどうしてそんなことが許されるのか、私にはとうてい理解できないほどダーティだったのも確かだ。それだけに、とにかく新しいアプローチでさえあれば、私はどんなものでもハッピーだったのかもしれない。

 したがって、リバティが登場して変化を起こし始めた時にも、私は何の問題も感じなかった。新しい試みはいつもエキサイティングで、よい刺激になる。

 だが、少しプレッシャーをかけるような話もしておこう。2017年の終わり頃、リバティはこのスポーツに数多くの新機軸を導入し、サーキットの来場者だけでなく、世界各地でテレビ観戦するファンにもより良いショーを提供すると述べた。それはずいぶんと野心的な宣言だった。

 スペインは、そうした多くの新機軸が初めて見られるレースだったのだが、まあ率直に言えば、成功したものもあれば、そうでもないものもあった……。

 ツイッターを利用した新しいライブショーは、成功の部類に数えてもいいだろう。これはドライバーたちがチェッカーフラッグを受けた後、ジェリー・ベイビーズ(イギリス製のグミ)を食べながら、それぞれのレースについてプレゼンターと語り合うというもので、ツイッターを通じて全世界に無料で流された。有り体に言えば、ファンのためであると同時に、ジェリー・ベイビーズのために制作された新コンテンツだ。

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