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「フェラーリにパディ・ロウは必要ないと判断」会長、現体制に満足

2016年12月22日

 フェラーリは、メルセデスF1チームのエグゼクティブディレクター(テクニカル)、パディ・ロウを起用するという案はあったものの、結局は獲得に動かなかったと、会長セルジオ・マルキオンネが明かした。


 ロウは2016年末でメルセデスとの契約が切れ、ウイリアムズに復帰するものと推測されている。メルセデスはその後任として、フェラーリの元テクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンを採用するのではないかといわれている。


 アリソンは2016年シーズン途中で離脱、フェラーリはその後任としてエンジン部門のボス、マッティア・ビノットを昇格することを選んだ。フェラーリの毎年恒例のクリスマス・メディアイベントで、マルキオンネは、イタリアメディアに対し、チーム内部の体制変更でうまく対処できたため、ロウを獲得する必要はなくなったと語った。


 ロウ獲得の可能性について聞かれたマルキオンネは、「(そういった)提案はあったが、そのポジションはカバーされた」と答えたとイタリアのLa Repubblica紙が伝えた。


「我々はロス・ブラウンのようなタイプの、すべての問題を解決するヒーローは必要としていない」


「一丸となって、正しい仕事をすれば、やり遂げることができるのだ」


「私は常にチームを変え続けるようなことはしたくない」


 2016年にフェラーリは低迷し、コンストラクターズ選手権で3位にポジションを落とした。2015年シーズンは3度の優勝を果たしたのに対し、2016年シーズンは1度も優勝できなかった。


 2016年型マシンは予測がつかない面があり、信頼性が低く、また効果的に開発するのが難しかった。そのためシーズンが進むにつれ、フェラーリはメルセデスから離され、レッドブルにも遅れを取ることになってしまった。


 マルキオンネは夏に行ったチームの再編成によりフェラーリの主要な弱点に対処したと示唆した。


「我々のチームには世界チャンピオン経験者のドライバーがふたりおり、勝利への強い意志がある。チームを再編成し、開発に今までよりうまく対処できるようになった」と彼は付け加えた。


「我々はチームを作り直したかった。多くは情報交換により透明性を高めることに役立っている」


「今では部門や能力に関わらず、1台のマシンのような、ひとつのチームができあがった。過去にはありえなかったような状況だ」


「1年前、私は楽観的すぎたが、そういう間違いが起きたのはそのためだった。ひとりのスタッフから何かを聞いて、それを確認しないまま彼を信じた。そういう状況だった」


「そのまま(開幕戦の)オーストラリアに行き、強くなれると分かっていながらも、間違った戦略を取った」


「だがその後、我々は向上しなかった。一方でライバルたちはあっという間に改善していった」


「勝てなかったこと以外で最悪だったのは、マシンのパフォーマンスが改善することなく、1年を通して同じ状態だったことだ」


「そのため我々は、8月から仕事の方法論を変えることに決めた」


「F1活動のため、フェラーリは膨大な費用を負担している。なのに勝てないのは悩みの種だ」


 マルキオンネはまた、フェラーリが2017年シーズンに成功できなかった場合、自分が最終的な責任を取るつもりであると認めた。


「もしこのまま勝てない状況が続くなら、それは私の責任だ」と彼は述べた。


「ファンが私のところに来て長いこと勝利のない状態を嘆いたら、いつも彼らにそう話している」


「約束は期待しないでくれ。前の時は私は無謀だった」


「今は2016年よりうまくやれとしか言わない。それで特に問題はない」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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