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【レースの焦点】追う立場のプレッシャーと天真爛漫な“無法者”

2016年4月19日

 冷静に考えれば、クビアトにとっても成績を残せる貴重なチャンス。レッドブルの「ドライバー査定」の厳しさは、ベッテルも熟知している。トラブル続きのクビアトが苦労していることも……昨年のマレーシアGPでレッドブルから移籍して初めての優勝を飾ったとき、すっかり暗くなったパドックで、ベッテルにひとこと「おめでとう」と伝えるため、フェラーリのホスピタリティの前で遠慮がちにずっと待っていたのはリカルドとクビアトだった。

 第3スティントでクビアトは2位のポジションを堅実に守り、一度もDRS圏内にベッテルを近づけなかった。しかし35周目に同時にピットインしたあと、ソフトタイヤを履いたベッテルはミディアムのレッドブルより3秒近く速いアウトラップを走って一気に接近、バックストレートのワンアタックでオーバーテイクに成功した。
「ダニールはソフトのスティントの終盤、とてもいいペースで走っていた。でも、彼がミディアムに履き替えることを僕らは知っていたから」
 攻めどころをつかんでいたベッテルの勝利だった。

Sutton

 リカルドは、自分でも驚くほどの予選と好スタートによって手に入れた首位をタイヤバーストで失った。直後のセーフティカーも不運に働いて、18番手まで後退。「重いボディブローを食らったような感じだった」と振り返る。しかし、レースの後半は「これまでのベストのひとつ」と言える内容になった。

 ホームストレートでカルロス・サインツJr.、バックストレートでセルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス……多くのオーバーテイクのなかでも際立ったのは43周目。ターン3から力強く加速してターン6でルイス・ハミルトンをかわした直後、ヘアピンでは優れたブレーキングを活かしてフェリペ・マッサを抜き去った。ストレート速度を稼ぐため、他より軽いダウンフォースで走っていたレッドブル。苦手なはずの上海で、タイヤに厳しいセットアップを採用し、ここまで戦えたことが勇気を与えてくれる──クビアトはミディアムタイヤに苦労したが、リカルドの最終スティントはソフトを履いたベッテルより速いペース、しかも55周目に自己ベストタイムを記録した。





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