ホンダ甘口コラム ブラジルGP編:無得点に終わってもバトンの完走は大きな収穫に
2016年11月21日
レースではポイントをとったフェルナンド・アロンソの走りに注目が集まるのは仕方ないことだが、ホンダ陣営にとってはアロンソだけでなく、バトンの走りにも大きな収穫を得るものがあった。それは信頼性の確認である。
バトンがレースで走らせたパワーユニットは、スペック3.5である。これは、日本GPのレースから投入した6基目のパワーユニットだった。日本GP後もアメリカGP、メキシコGP、ブラジルGPで使用し、いよいよ次のアブダビGPで最終戦を迎える。アブダビGPでも無事完走すれば、21戦を6基で走りきったことになる。
レギュレーションでは今シーズンは年間5基となっていたため、バトンの6基は1基多いわけだが、バトンのパワーユニットは2戦目のバーレーンGPでトラブルを起こして、翌戦から新しいものに交換されている。
事実上、19戦を5基で走りきる計算となる。したがって、ブラジルGPで無得点に終わったバトンだが、ホンダにとってはデータ収集という観点から、完走してくれたことが大きな収穫だった。
最終戦のアブダビGPはバトンにとって、1年間の休養に入る前の最後の一戦。だからといって、バトンにモチベーションの欠如などはない。チェッカーフラッグを受ける最後の一周まで、バトンは思いを込めて走り続けるはず。そして、バトンが刻む一周一周がホンダにとって、すべて来年へ向けた重要なデータとなる。
(Text:Masahiro Owari)
※中国GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |