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フェルスタッペンが後続に大差を築き今季2度目のポール獲得。アロンソが大躍進の2番手で最前列に【予選レポート/F1第9戦】

2022年6月19日

 2022年F1第9戦カナダGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得した。2番手はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。グリッド降格が決定しているアルファタウリの角田裕毅は20番手だった。


 カナダGPの2日目は、朝から雨。予選に先立って行われたFP3は、完全ウエット路面のコンディションで行われた。フリー走行終了後も雨は降り続け、予選はウエットトラックが宣言された。予選の始まる現地時間午後4時には、上空もやや明るくなり始めた。しかし気温は12.6度とかなり低く、路面温度も17.9度しかない。Q1は全車フルウエットタイヤで出て行った。


 先行車の上げる激しい水しぶきで、背後のドライバーはほとんど前が見えない。コース上の雨量は、FP3の時よりさらに多いようだ。序盤はフェルスタッペン、サインツ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)と、目まぐるしく首位の順位が変わる。パワーユニット交換によるペナルティで最後尾スタートが決まっている角田は、途中から周回をやめている。


 角田を除く19台が周回し続けているため、渋滞でタイムを出せないクルマが多い。最終的にQ1トップはフェルスタッペン、2番手アロンソ、3番手サインツ、4番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、6番手ラッセル。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)は16番手に終わり、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテル、ランス・ストロールも17、18番手。アルファタウリ、アストンマーティン勢が、早々に姿を消した。もうひとりのQ1敗退は、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だった。


 16時25分からのQ2はまだ小雨が降っているものの、走行ラインが路面上に見えてきた。走り始めはフルウエットとインターミディエイトと、選択タイヤが分かれている。Q1を5番手で通過したルクレールは、PU全交換で最後尾スタートのため、ここで走行をやめている。


 開始後5分、まずアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がターン6でバリアに接触。しかし自力でコースに復帰して、黄旗はすぐに解除された。しかしその直後、今度はセルジオ・ペレス(レッドブル)がターン3でクラッシュ。テックプロに食い込んでリバースギアに入れることができず、セッションは残り9分で赤旗中断となった。


 12分後にセッション再開。ランド・ノリス(マクラーレン)はエンジンのミスファイアを訴え、マシンはガレージ内でエンジンカウルが外されている。ルクレール、ペレス、ノリス以外の12台は全車インターミディエイトでアタックを始めた。雨は止み、路面は急速に乾き始めている。


 首位のフェルスタッペンが、最速タイムを更新。サインツが2番手、ラッセルが3番手につける。ノリスも残り3分のタイミングで、コースに復帰した。しかしエンジンの不具合が直っていなかったのか、アタックしないままピットに戻った。


 最後のアタックでアロンソがトップに立ったが、フェルスタッペンがその座を奪い返す。そのままチェッカーとなり、2番手アロンソ、3番手ラッセル、4番手サインツ、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、そして6番手にミック・シューマッハー(ハース)が入った。Q2落ちはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、アルボン、ペレス、ノリス、ルクレールだった。


 シューマッハーはキャリア2度目、周冠宇(アルファロメオ)はキャリア初のQ3進出となった。メルセデス、アルピーヌ、ハースが、2台揃ってトップ10に入った。一方でトップ2のレッドブル、フェラーリは、Q3に1台ずつしか残っていない。


 12分間のQ3は、午後5時にスタート。ストレートの路面は、ほぼ乾いている。それでもそれ以外は濡れている部分が多く、全車インターミディエイトでアタックに出た。セッション序盤はフェルスタッペン、サインツが1-2を占める順当な展開だが、路面コンディションは周回ごとに改善している。一時はシューマッハーも、2番手タイムを叩き出した。


 決勝当日に雨はないと踏んだのか、各車2セット目のインターミディエイト新品を装着。そのなかでラッセルだけが、ソフトタイヤでアタックを行う賭けに出た。しかしターン1〜2でスピン、コースオフを喫し、タイム更新はならなかった。その間にハミルトンが、2番手に浮上した。


 最後はフェルスタッペンとサインツの一騎打ち。先にチェッカーを受けたフェルスタッペンが、1分21秒299でトップ。サインツは約コンマ8秒及ばず。するとアロンソがサインツをしのぎ、2番手に躍進。みごとにフロントロウを獲得した。フェルスタッペンは第4戦エミリア・ロマーニャGP以来となる、今季2度目のポールポジションとなった。


 3番手サインツ、4番手ハミルトン、5番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、6番手シューマッハー、7番手オコン、8番手ラッセル、9番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、10番手周冠宇だった。


 今季ここまでの8戦は、予選トップ3をすべてレッドブルかフェラーリのドライバーが占めていた。しかし9戦目にして初めて、アロンソがその一角を崩した。



(取材・文 柴田久仁夫)




レース

7/29(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/30(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/31(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン258
2位シャルル・ルクレール178
3位セルジオ・ペレス173
4位ジョージ・ラッセル158
5位カルロス・サインツ156
6位ルイス・ハミルトン146
7位ランド・ノリス76
8位エステバン・オコン58
9位バルテリ・ボッタス46
10位フェルナンド・アロンソ41

チームランキング

※ハンガリーGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング431
2位スクーデリア・フェラーリ334
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム304
4位BWTアルピーヌF1チーム99
5位マクラーレンF1チーム95
6位アルファロメオF1チーム・オーレン51
7位ハースF1チーム34
8位スクーデリア・アルファタウリ27
9位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム20
10位ウイリアムズ・レーシング3

レースカレンダー

2022年F1カレンダー
第13戦ハンガリーGP 7/31
第14戦ベルギーGP 8/28
第15戦オランダGP 9/4
第16戦イタリアGP 9/11
第17戦シンガポールGP 10/2
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