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対レッドブルの走りに異なる見解を示したマクラーレン。アドバンテージは予想以上に小さいか【トップチーム密着】
2025年4月22日
2025年F1第5戦サウジアラビアGP初日のフリー走行を終えた段階でマクラーレンがワン・ツー体制を築いたとき、サウジアラビアGPもマクラーレンの楽勝かと思われた。しかし、マクラーレンの想定は土曜日から崩れ行く。
予選でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。日曜日のレースではスタート直後のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とのポジション争いでフェルスタッペンがコース外でアドバンテージを受けたとして、5秒ペナルティを科せられ、ピットストップでピアストリが逆転。そのまま逃げ切って優勝。バーレーンGPに続いて2連勝したピアストリがチャンピオンシップのリーダーに立った。

しかし、ピットストップ前の第1スティントでは、ペナルティを受けたまま先頭を走るフェルスタッペンをピアストリはオーバーテイクすることができなかった。ピットストップで逆転してからも、ピアストリのペースはバーレーンGPで2番手以下に15秒以上もの差をつけたほど速くなく、フェルスタッペンはピアストリがチェッカーフラッグを受けてから2.8秒後にフィニッシュ。4位でレースを終えたランド・ノリス(マクラーレン)は「もし、マックスがペナルティを受けていなければ、おそらくマックスが優勝していただろう」と語った。
しかし、優勝したピアストリは、ノリスと異なる見解を示した。
「僕はそうは思わない。依然として僕たちのマシンのほうが速いと思う。第1スティントでマックスをオーバーテイクできなかったのは、マックスの後方でダーティエアのなかにいたから。確かにマックスが予想以上に速かったのは確かだ。1周のペースでマックスが速いことはもはや驚くことではないけど、ピットストップ後にあれほど苦戦するとは思っていなかった」
なぜマクラーレンとレッドブルの差がサウジアラビアGPではかなりタイトになったのか。ピアストリは次のように分析する。
「サウジアラビアのレイアウトが鈴鹿に似ていて、ハイスピードコーナーが連続している。そういうコースではマックスとレッドブルが僕たちにかなり接近してくるようだ。ただ、それ以外のコースでは僕たちに依然として優位性があると思っている」

もしこれが事実だとしたら、2025年のシーズンは私たちが想像しているよりも、マクラーレンにアドバンテージはないのかもしれない。しかも、マクラーレンはふたりともタイトル獲得の可能性があるため、今後もポイントを奪い合い、チャンピオンシップ争いで3位以下をなかなか引き離せない展開が続くかもしれない。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表もフェルスタッペンのドライバーズチャンピオン5連覇を諦めていない。
「金曜日に、マクラーレンが全車に対して(ロングランで)1.2秒のアドバンテージを持っていたことを考えると、今日は我々が最も競争力のあるレースをしたといえるだろう。残念ながら、結果はついてこなかったが、重要なポイントを獲得できた。まだあらゆる可能性が残っている」
2025年のドライバーズ選手権は、マクラーレン勢vsフェルスタッペンの様相を呈してきた。

(Text : Masahiro Owari)
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予選 | 結果 / レポート | |
6/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

