最新記事
- レッドブル&HRC密着:戦略にも影響を与えた...
- 【角田裕毅F1第6戦展望】高速区間でのアップ...
- 【タイム結果】2024年F1第6戦マイアミGPスプ...
- F1マイアミGP FP1:フェルスタッペン最速。角...
- 【タイム結果】2024年F1第6戦マイアミGPフリ...
- グランプリのうわさ話:ボッタス、自転車競技...
- 【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第4回】...
- フェルスタッペン、ニューウェイ離脱でも自分...
- アメリカ議会の超党派議員らがリバティ・メデ...
- F1第6戦木曜会見:注目集まるニューウェイの...
- フェラーリF1、マイアミスペシャルカラーのマ...
- アルピーヌF1、マクラーレンを離れたサンチェ...
接戦を制したラッセルが逆転でトップフィニッシュ。決勝はメルセデス勢が最前列からスタートへ【スプリントレポート/F1第21戦】
2022年11月13日
2022年F1第21戦ブラジルGPのスプリントが行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップでフィニッシュした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手だった。
ブラジルGPのスプリントレースは、完全ドライ路面で行われた。現地時間午後4時半の時点で天候は晴れ、気温22.9度、路面温度35度のコンディション。
このレースでの最大の注目ドライバーは、大波乱の予選を制してキャリア初ポールポジションを獲得したケビン・マグヌッセン(ハース)だ。昨日のちょい濡れ路面で最速だっただけでなく、スリックタイヤで走ったスプリント直前のFP2でも9番手の速さを見せている。
スタートタイヤは2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と16番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がミディアムを選択。彼ら以外の18台は、ソフトを履いた。FP2でのロングラン、そしてスタート時点での路面温度が低いことが、ソフトが大勢を占めた理由か。
マグヌッセンがホールショットを決めて、首位を堅持。フェルスタッペン、ラッセル、サインツ、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ハミルトンが続く。フェルスタッペンはタイヤの温まりに苦労しているのか、ラッセルに何度も並びかけられ、辛くもしのいでいる。後方ではハミルトンがオコンをかわして6番手に上がった。
3周目、ようやくペースを取り戻したフェルスタッペンがターン1のブレーキングでマグヌッセンをかわし、首位に立った。4周目には、ラッセルもマグヌッセンをパス。そしてハミルトンはノリス、マグヌッセンを次々にかわして、4番手に。ハミルトンとラッセルが最速タイムを出し合い、メルセデスが速さをアピールしている。
チームメイトのオコンに露骨なブロックを受けたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、フロントウイングを破損。最下位に転落した。オコンもダメージを受けたのか、10番手に落ちている。
アストンマーティンのチームメイトバトルも熱い。11番手のランス・ストロールが、背後に迫るセバスチャン・ベッテルに幅寄せ。コースオフして土煙を上げたベッテルは、次の周回で抜き去って行った。ストロールの行為は危険な動きと認定され、10秒ペナルティを科された。
首位フェルスタッペンのペースが伸びない。一時はラッセルに1秒以上の差をつけたが、11周目にはコンマ2秒まで迫られてしまう。特に最終コーナーからの立ち上がりが鈍く、ストレートでスリップに入られ、S字でしのぐことが続いた。しかし14周目の裏ストレートで、ついに首位を明け渡した。フェルスタッペン自身は、「どこかでデブリを拾った」と、訴えている。
後方ではハミルトンも、3番手サインツを激しく追う。しかしその間にサインツはフェルスタッペンの1秒以内まで追い付き、3台が一団に。すぐにサインツがフェルスタッペンを抜き去り、ハミルトンも20周目のメインストレートでかわして行った。これでフェルスタッペンは、4番手まで後退した。
24周を走り切って、ラッセルがトップでチェッカーを受けた。2番手サインツ、3番手ハミルトン、4番手フェルスタッペン、5番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、6番手ルクレール、7番手ノリス。マグヌッセンは8番手に踏みとどまり、1ポイントを獲得した。アルファタウリのピエール・ガスリーは10番手、角田は16番手だった。
スプリントとはいえ、ついにメルセデスドライバーが今季初めてレースを制した。サインツはエンジン交換で5グリッド降格が決まっており、明日の決勝レースはラッセル、ハミルトンがフロントロウを占める。今季初勝利に向けて、最高の環境が整った。
(Kunio Shibata)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |