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大事故から1年半。ザナルディが退院、自宅でのリハビリ生活へ「持ち前の不屈の精神でさらに回復を目指していく」と夫人
2021年12月21日
元F1ドライバーおよび元CARTチャンピオンで、BMWグループのアンバサダーを務めるアレックス・ザナルディが、事故で重傷を負ってから約1年半後の今、退院し、自宅で療養中であることを、ダニエラ夫人が公表した。
CARTでの事故で重傷を負い両足を切断された後、ザナルディはハンドサイクル競技にも挑戦し、パラリンピックで4つの金メダルを獲得した。ザナルディは2020年6月、イタリア・トスカーナにおいて、ハンドサイクルのレースに参加中、トラックと正面衝突した。頭部と顔面に重傷を負い、シエナのサンタ・マリア・レ・スコッテ病院に収容されて、人工的な昏睡状態に置かれたザナルディは、2020年の夏の間にミラノに移り、その後自宅に近いパドヴァの神経外科ユニットに転院した。
5回の神経系の手術と頭蓋顔面再生の手術を受けて闘っているザナルディについて、昨年12月にイタリアの新聞『Corriere della Sera』は、聴覚と視覚が回復し、医師と握手することができるようになったと伝えた。
2021年7月にダニエラ夫人は、ザナルディの状態は安定しており、専門クリニックでリハビリのプログラムを受けているとコメントしていた。
12月20日、BMWはダニエラ夫人の意向により、ザナルディの現状について公表した。
「長期にわたる回復過程のなかで、BMWグループのアンバサダーであるアレッサンドロは、これまで同様にファイティングスピリットを発揮している」とBMWの声明には記されている。
「55歳の彼は、退院し、リハビリの一部を自宅で続けている」
ダニエラ夫人は「数週間前に、アレックスは退院して、私たちの住む自宅に戻ることができました。これは大きな前進です」とコメントしている。
「今後、特別なリハビリテーションのために専門クリニックに一時的に入院する予定はあります。ですが、(退院の)この時をとても長い間待ち望んでいたので、実現してとてもうれしく思っています」
これまでは夫人と息子、母親が個別に1時間半ほどの面会を許されるのみだったが、家族が常に周りにいる生活を送れることが、ザナルディの助けになると、夫人は述べている。現在は、病院で行っていたリハビリプログラムを、専門家がつきそって自宅で続けているという。
「アレックスは腕の力がどんどん強くなってきています」とダニエラ夫人は言う。
「病院ではベッドで過ごすことが多かったのですが、自宅では、ランチの後に少し休むだけで、一日のほとんどを車椅子で過ごしています」
「今後、彼の回復がどのように進展するのかは、まだ予想がつきません。アレックスはファイティングスピリットを持って、長く困難な道のりを歩んでいくことになるでしょう。ですが、その過程で、医師やセラピストの方々、さらにそれ以外の方々からも、多くのサポートを受けていることが、彼と私たちにとって、大きな助けになっています」
「友人がちが常にそばにいてくれますし、BMWグループのファミリーは、この困難な時期に、常に支えになってくれています。こうした強い絆が私たちにさらなるエネルギーをもたらしています。支えてくれる方々全員に心から感謝します。変わらぬ思いやりを寄せてくださっているレーシングドライバーの皆さん、ファンの皆さん、世界中の方々に感謝しています」
「アレックスに対して思いとパワーを送ってくださる皆さんに、私たちから心からの『ありがとう』の気持ちを示したいと思います。皆様にとって素晴らしいクリスマスと新年でありますように」
(autosport web)
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5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
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第8戦 | モナコGP | 5/26 |
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