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アルピーヌCEO、ルノー製パワーユニットを供給するカスタマーチームは「必須ではない」と主張

2021年3月11日

 アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、ルノー製パワーユニット(PU)を供給するカスタマーチーム契約ができるのは良いことだが、必須ではないと主張している。


 ルノーは2021年からアルピーヌにブランド変更した自社のファクトリーチームのほかに、以前はレッドブルやマクラーレンにPUを供給していた。しかしレッドブルはトロロッソ(現アルファタウリ)に続いて2019年にホンダPUに変更し、マクラーレンは2021年シーズンに向けてメルセデスのPUに切り替えた。もはやルノーは、グリッド上のセカンドチームからのデータに頼ることができない。

ランド・ノリスがマクラーレンの2021年型『MCL35M』のシェイクダウン
ランド・ノリスがマクラーレンの2021年型『MCL35M』のシェイクダウン


 ルノーがたったひとつのチームにエンジンを供給する状況は2006年以来のことだ。しかしながらアルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシは、結果としてそのことがチームの障害になることはなく、有益でさえあるかもしれないと確信している。


「パートナーチームがいるのは良いことだが、必須ではない」とロッシは新車『A521』発表会でメディアに語った。


「純粋なビジネスの性質から、F1チームは今日必要とされるビジネスの中核にある。我々は現在のF1チームを基礎にして構築しているところだ。完全な自律性、独立性、F1チームとそれ自体への献身、そしてそれを活用する必要がある」


「必要なビジネスのために成果を出さなければならない。良い点は、我々が努力のすべてを、独自のエンジン設計と独自のマシンへの取り付けに注ぎ込むことができることだ」


「それは大きな利点だ。なぜなら他の活動に気をとられることなく、マニュファクチャラーであるという事実を活用できるからだ。今後パートナーチームを作ることは良いことだろうが、現時点で熱心に探し求めているものではない」


「不利益な点は、ふたつまたは複数のチームと並行して作業をすることで、開発のコアの部分を多少失うかもしれないということだ。率直に言って、何か問題が出たときに、マイナスの面がすぐさま上回ることになるだろう」


 ルノーは2020年のコンストラクターズ選手権を、同じパワーユニットを使用していたにもかかわらずマクラーレンを下回る5位でフィニッシュした。それはマニュラクチャラーにとっては恥ずべき結果だった。


 ロッシは、ファクトリーとカスタマーチームの間で開発の恩恵を分け合うことは、予想外の欠点をもたらす可能性があることを指摘した。


「そのための備えをしておかなければ、常に人材を増やす必要に迫られるので、非常に望ましい効果があると私は確信できない」


「結局のところ、現時点では自チームに供給することに満足している」

発表会で披露された2021年型アルピーヌF1マシン『A521』
発表会で披露された2021年型アルピーヌF1マシン『A521』


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この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



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