最新記事
- ドメニカリCEO、モンツァ・サーキットにイン...
- 2025年F1ドライバー契約状況と残り10席の予想...
- 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP TV放...
- パドック裏話:レース出場の機会をひたすら待...
- アルボン、ウイリアムズF1との契約を複数年延...
- ロータス72でモナコ・ヒストリックGPに参戦し...
- アメリカ・シカゴでF1開催の噂。郡代表はNASC...
- アップグレードは「期待どおりに機能した」と...
- FIA、2026年に向け新しい軽量ヘイローの入札...
- F1マイアミGP技術解説:マクラーレンの勝利を...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第6戦】...
- ハースF1も元代表シュタイナーに対し訴訟を起...
鈴鹿のF1デモランに感動の佐藤琢磨「夢の中でドライブしているよう」
2018年10月8日
台風25号が予報よりも早く北上し晴れ渡った鈴鹿の日曜日。金曜、土曜と天候が優れないにもかかわらず今年のF1日本GPは前年度の入場者数を上回り、晴れた日曜日も朝から多くのF1ファンが、鈴鹿に足を運んだ。
佐藤琢磨の朝イチの仕事は、レジェンドF1のデモンストレーションランだった。インディカーのレーシングスーツではあるものの、ヘルメットにはHONDAのロゴが入り、マクラーレン・ホンダMP4/6のコクピットに収まると、まるで27〜28年前の景色が蘇ったようだった。
琢磨も少年時代に憧れていたマクラーレン・ホンダに乗るとあって、まさにドリーム・カムズ・トゥルー。夢心地のデモンストレーションだったと言う。
「もう最高! その一言に尽きますね。マクラーレン・ホンダMP4/6という、V12最後のエンジンで、しばらく鈴鹿のコースレコードを持っていたマシン。それで満員のファンの前で走れるわけでしょう? こんな光栄なことはないです」
「しかも、一緒に走るのは、中嶋悟さんとか、鈴木亜久里さん、ミカ・ハッキネンに、ジャン・アレジ……。クルマもフェラーリに、ベネトンに、ロータス。夢の中でドライブしているようでした。トークショーでお約束したように、ちゃんとセナ足をやって見ましたよ、どうでした?(笑)」
憧れのF1マシンで思い出の地、鈴鹿サーキットをドライブできるなんて、さぞかしうれしかったことだろう。それは琢磨の顔を一見しただけでわかった。
F1のデモンストレーションが終わった後は、トークショーの出演が続いた。
世界三大レースのウイナー、というテーマで出演したステージでは、インディ500チャンピオンの琢磨、F1モナコGPウイナーのハッキネン、そしてル・マン24時間のウイナー、中嶋一貴と共に登壇した。
特に琢磨はハッキネンとイギリスF3チャンピオンという共通項もあり、また琢磨のジュニアフォーミュラのチームがハッキネンと同じだったりと、昔話に華も咲く。しかし年代が違えども、お互いへのリスペクトは欠かさなかった。ハッキネンも琢磨の残して来た足跡を讃えていた。
F1の決勝レースでは実況席に座り、場内のレース解説を担当。琢磨はわかりやすいドライバー目線でレースを解説した。
「今日のレースはルイス・ハミルトンの横綱相撲でしたね。金曜のプラクティスからずっと速かったし、唯一予選のQ2でリズムを乱していましたけど、それ以外は誰も近づけなかったですね」
「ベッテルは窮地になるとリズムを乱してしまいますね。レースのスタート直後は鬼神の追い上げだったのに、もったいなかった。トロロッソは苦戦しましたね。予選は若いドライバーたちが頑張っていただけに残念でした」とレースを振り返る。
デモラン、トークショー、サイン会とイベントに引っ張りダコだった琢磨だが、日曜日の最後はレースを簡単に振り返るトークで締めくくった後に、キッズたちとのサイン会で終わった。
「来年もインディ頑張ってください!」と応援する子供達に笑顔で応える琢磨。そんな微笑ましい光景。そんなファンのサポートが30回の日本GP開催を支えて来たのだろう。
祝日となる月曜日の体育の日は、グランドスタンドで最後のトークショー。子供連れのファンが多く詰め掛けた。
「月曜日まで、こんなに多くのファンが残って来てくれるなんて、うれしいですね。どのF1ドライバーも鈴鹿のファンは最高だって言っていますけど、本当そう思います。僕は日本でレースする機会がないので、正直F1ドライバーたちが羨ましいけれど、毎年鈴鹿に来るとインディおめでとうございます!とか、一年間おつかれさまでした!と言ってもらえるのがうれしいです」
金曜日からの三日間。充実した時間を過ごした琢磨。また来年の日本GPにもアメリカから朗報を持って帰って来てくれることを期待しよう。
(Photo&Text Hiroaki Matsumoto)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |