F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:ホンダに完全に愛想を尽かしたマクラーレン。提携解消の話は開幕前から進行

2017年9月16日

 2015年から始まったマクラーレンとホンダとの提携解消が、ついに正式に発表された。3年目の今年こそという期待も空しく、シーズン後半になっても選手権9位に低迷したまま。 


 いつまで経っても戦闘力と信頼性の両方に問題を抱えるホンダに、マクラーレンが完全に愛想を尽かした形だ。では具体的にどんな経緯で、解消話が進んで行ったのか。ホンダの山本雅史モータースポーツ部長が、ここに至るまでの裏話を語ってくれた。


「すでに開幕前テストから、これではやってられないとマクラーレンが言っているという報告が届いてました。具体的に契約解消の話が出たのは、開幕2、3戦目ぐらいです。僕らはあくまで関係継続にこだわり、もっとがんばろうよと言い続けたんですが」


 しかしレースの世界はあくまで結果であり、完走どころかまともにスタートもできないような惨状の中で、「両者の会話はどんどん自然じゃなくなって行った」と山本部長は言う。

度重なるエンジントラブルで不満と募らせていたフェルナンド・アロンソ

 マクラーレンやアロンソからのホンダ非難は、レースを追うごとに激しさを増して行った。


「そんな状況にもかかわらず、ここまで引っ張れたのは、現場を仕切る長谷川(祐介ホンダF1総責任者)の力が大きかった。本当に大変だったと思います」


 マクラーレンとルノーの交渉も、実はかなり前の段階から進んでいたという。山本部長はあるグランプリで、こんな光景を目撃する。


「ザック・ブラウンがルノーの幹部とパドッククラブで密会しているのを、偶然見てしまったんです。パドックではひと目に付きすぎると思ったんでしょう。マクラーレンはルノーと組むんだ、すでに水面下で話をしてるんだと、そこで理解した」


 しかしルノーはすでに3チームに供給しており、このままではマクラーレンは契約を結べない。そこからトロロッソとホンダとの提携話が急速に進んで行った。

2017年F1シンガポールGP金曜記者会見 ホンダの山本氏、トロロッソ代表のトスト、ホンダの森山氏

「マクラーレン・ホンダとして結果を残せず、契約が前倒しで終わってしまったことは悔しいですよ。ホンダがやり切れなかったことに対してね。でもトロロッソとやれることは、別の意味で楽しみですね」


 今の状況で、最善の選択ができたと?(筆者)
 「そう思います。ベストの選択ですよ」



(Kunio Shibata)




レース

5/17(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/18(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/19(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP