【F1第8戦フランスGPの焦点】ハミルトンの強さを支えるチームへの強い信頼。最強王者がフェラーリへ送った“余裕の挑戦状”
2019年6月25日
その後フロントタイヤにブリスターが出始めた時には、チームに“バルテリか、あるいは他の誰かにも同じ症状が発生しているのか”チームにたずねた。でもそれには返答がなかったから、少し緊張したね。特に右フロントのブリスターは深くなっていったし、左フロントにも出始めたし、昨年、ランス(ストロール)がターン10でタイヤをブローさせたことを思い出した。だからしばらくの間、速度を緩めてフロントタイヤに負荷をかけすぎないように注意して走ったんだ。最後はマシンが軽くなっていたし、あと1周だと思うとアタックできたけれど」
ハミルトンが29周走り込んだハードで記録したタイムは、セバスチャン・ベッテルがソフトのニューセットで記録したファステストラップとほぼ同じ──わずか、1000分の24秒差だった。
「退屈なレースって言われるかもしれないね。僕にもその気持ちは十分に理解できる。でも、ドライバーのせいだとは思わないでほしい。僕だってこの間のカナダのように接近したレースを望んでいる。みんなが一番楽しめるのは、ああいうレースだということも分かっているつもりだ」
最強の季節を謳歌するドライバーに、反論する言葉は何もない。
「僕が本当に期待しているのは、フェラーリがストレートスピードを維持するのではなく、もう少しダウンフォースを身に着けて、コーナリング速度を得ることだ。そうすれば僕らは互いに競い合うことができるから」
隙のないチームと、そこで伸び伸びと自らの才能を謳歌するドライバーは、憎らしいほどの“余裕の挑戦状”を送った。でも、ファンの気持ちもハミルトンと同じ。フェラーリがしっかり受け止めてくれないと、シーズンはシルバー一色になってしまう。
(Masako Imamiya)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 161 |
2位 | シャルル・ルクレール | 113 |
3位 | セルジオ・ペレス | 107 |
4位 | ランド・ノリス | 101 |
5位 | カルロス・サインツ | 93 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 53 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 44 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 35 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 15 |
※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 268 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 212 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 154 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 79 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 20 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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