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バトンが満点「クルマを考えれば文句のつけようがない結果」:英誌全ドライバー評オーストリアGP編
2016年7月7日
英AUTOSPORTが2016年第9戦オーストリアGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回は最高点10点が、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンを含むふたりに与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
今回は満点10点がふたり、9点が3人のドライバーに与えられた。
■予選Q3に近づき、初入賞を果たしたウェーレイン
10点と評価されたのは、マクラーレン・ホンダのバトンとマノーのパスカル・ウェーレインだった。
ウェーレインは予選Q1で10番手タイムを記録してQ2に進出、最終的に予選12位を獲得。決勝では10位に入って、見事初入賞を果たした。
「予選のウェーレインは素晴らしかった。トップ10に近いところまで行ったのだ」と寸評には記されている。
「決勝では、セーフティカーが出動した際、2度目のピットストップのタイミングの影響で12秒遅れのところまで落ち、その時点で自身は『レースは終わった』と思ったと言うが、その後、他のマシンがピットストップを行ったことで順位を上げていくことができた」
「終盤、(フェルナンド・)アロンソに追いつき、(バルテリ・)ボッタスに匹敵するペースで走ったのは、非常に印象的だった」
■バトンは予選でも決勝でも一時は2位に
バトンは予選でQ3に進出、路面状態が変化するなか、チームにとってここまでの2シーズンにおける最高位である5番手を確保。ニコ・ロズベルグとセバスチャン・ベッテルのグリッド降格によって3番グリッドからレースをスタートした。序盤は一時2番手を走行、最終的に6位でフィニッシュした。
「Q3のバトンは見事だった。インターミディエイトでは一時2番手に立った。スリックへの変更を指示したのはチームだったが、最終ラップでの5番手タイムは彼自身の力によるものだ」
「レース序盤では自分より速いマシンを何台も従えて走り、最初のピットストップの後、中団のマシンを思い切りよく抜いていったのも素晴らしかった。今のマシンで可能な最大限の結果を出した」
■アロンソはチームのミスとトラブルに阻まれる
アロンソは予選Q2でタイヤのつけ間違いのミスがあり、14番手で敗退。決勝では序盤からエンジンが不調だったといい、最終的にはESバッテリーパックシステムのトラブルによってリタイアに終わった。アロンソには7点の評価が与えられている。
「Q1ではバトンとわずか100分の数秒差のタイムを出していたが、Q2でタイヤのつけ間違いがあり、ユーズドタイヤでアタックしなければならず、雨が迫る中(フレッシュタイヤで)出た2回目のランではイエローフラッグで減速しなければならなかった」
「決勝を通して悪くない走りをしていたが、セーフティカーの後、(セルジオ・)ペレスに抜かれ、後に(カルロス・)サインツにも前に行かれた。1点を目指してボッタスやウェーレインの前を走っていたものの、バッテリーのトラブルによりレースを終えた」
■9点が3人。最低点はウェーレインと比較されたハリアント
9点の高評価を得たのは、メルセデスのルイス・ハミルトン、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、トロロッソのカルロス・サインツJr。ハミルトンはポール・トゥ・ウイン。フェルスタッペンは8番グリッドから2位。サインツは15番グリッドから8位入賞を果たした。
今回の最低点4点はマノーのリオ・ハリアント(20番グリッドから16位)。チームメイトのウェーレインとは「レベルが違った」として厳しい評価がなされた。
なお、今回ダニール・クビアトは、予選ではサスペンショントラブルによりクラッシュ、決勝ではピットレーンからスタートしてわずか2周でパワーが低下してリタイアしたため、公平な採点はできないとして「採点対象外」と判断された。
■オーストリアGP 全ドライバーへの評価点
英AUTOSPORTによる2016年第9戦オーストリアGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
ニコ・ロズベルグ:7点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:7点
キミ・ライコネン:6点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:7点
バルテリ・ボッタス:5点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:6点
マックス・フェルスタッペン:9点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:7点
セルジオ・ペレス:8点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:6点
ジョリオン・パーマー:7点
■トロロッソ
ダニール・クビアト:採点対象外
カルロス・サインツJr.:9点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:5点
フェリペ・ナッセ:6点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:7点
ジェンソン・バトン:10点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:10点
リオ・ハリアント:4点
■ハース
ロマン・グロージャン:8点
エステバン・グティエレス:7点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
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10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
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第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
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