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出場停止裁定を受けた松下信治、タイトル争いのためにも「ふっきるしかない」

2016年7月3日

 GP2バクー戦でセーフティカー明けのリスタート時のドライビングが危険行為とみなされ、次戦出場停止の裁定を受けた松下信治。F1オーストリアGPと併催のラウンドには出場できなくなったが、レッドブルリンクには姿を見せ、何が起きたのかを説明した。


 松下は裁定について「しょうがない」と語っている。3度のリスタートでいずれも混乱が起き、その責任を問われたが、出場停止という厳しい裁定となった最大の理由は2回目のリスタートだったという。


「加速してスローダウンしたというのが裁定の理由の中心です。自分としては(レギュレーションで禁止されている急激な加減速を)やってしまったかなという感覚でした。後続が結構離れていたのが(自分の減速によって)渋滞のようになって突っ込んだというかたちだったので(こういう裁定を受けたのは)しょうがないと思います」


 1回目のリスタートでは、ターン16から加速したがゆえにセーフティカー(以下SC)に追いつき、追い越してしまうというミスを犯した。それによって頭が真っ白になっていたという。


「前日のレース1のリスタートで何度も抜かれたので、レース2ではとにかくターン16から加速して(後続を引き離して)スタートしたかったんです。(SCが十分離れるまで)もうちょっと待てば良かったんですけど、あせって少し加速していくのが早かったんですね。そこからはセーフティカーを抜いてしまったというので頭がいっぱいになってしまって『あぁ、これでペナルティだなぁ』とか考えてしまって、2回目のリスタートは待ちすぎて、うまくいかなくて」


 3回目のリスタートでは、後方イン側でタイヤをロックさせたラファエル・マルチェッロが見えていて避けたものの、相手が思いのほか減速したため、ターンインしたところで接触してしまったという。


 レース後にはひどく落胆していたが「2戦とも勝てるレースだったというのもあるし、次のレースに出られないという裁定で、しかもARTが得意なはずのオーストリアなんで、ダブルパンチでした」


 レッドブルリンクでは何人かのドライバーに会って謝り、「気にしていないよ」と慰められたという。レッドブルリンクのレース1でも大荒れの展開になるなど、シリーズは混沌としている。松下はタイトル争いに向けて、気を引き締め直すと語った。


「まだレースは7ラウンドもあるし、まだまだタイトル争いも荒れています。ふっきるしかないと、いろんな人に言われるし、まさにそのとおりだと思います」



(Text:Mineoki Yoneya)




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