ゆかりの地で、ビアンキをしのぶティフォシたち @モナコGP現地情報
2016年5月28日
ムッシュ柴田がパドックの様子をお届け。今週は年に一度のモナコです。どのグランプリも年に一度なんですが、やっぱり特別に感じてしまうのが、モナコの魔力なんでしょうか。
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前戦スペインGPもそうでしたが、今週のモナコも、かなり涼しい! おまけに木曜日は、こんなふうに上空は雲に覆われてましたから、いっそう肌寒く感じました。
「山に雲がかかると、雨になる」と、モナコっ子は言うんですが、この日は幸い降らずにすみました。
今年はパドック入口に、モナコGP歴代勝者の一覧表が掲げられています。1929年の第1回目から、1938〜47年の中断を挟んで、のべ73人のウイナーたち。燦然と輝くのは、言うまでもなく6勝を挙げたアイルトン・セナでしょう。いまも最多記録を保持しているというだけでなく、勝ちかた自体が、人々の記憶に残る素晴しいものでした。
ここ3年は、ずっとニコ・ロズベルグが勝ち続けてるんですよね。歴代勝者でも、3回以上モナコを制した人は、セナの他にミハエル・シューマッハー、アラン・プロスト、グラハム・ヒルなど、ほんのひと握り。その意味では、ニコも「モナコマイスター」の称号がふさわしいのかも。ちなみに3回以上勝ったドライバーでチャンピオンになっていないのは、ロズベルグとスターリング・モスだけなんですね。だから何だと言われると、困るんですが……。
めずらしいツーショット。フリー走行に向かうバルテリ・ボッタスに、ゲルハルト・ベルガーが親しげに話し続けていました。もしかしてフェラーリ移籍後の心得でも、伝授してるんでしょうか(笑)?
などと妄想していたら、階段を上がってきたフェラーリ・ドライバーと、ぶつかりそうになりました。レッドブルの急激な追い上げにあって、ちょっと苦戦気味のフェラーリですが、ライコネンはあくまで強気です。3位のハミルトン以下、かなりの僅差とはいえ、堂々の選手権2位ですからね。
モナコはフェラーリファン=ティフォシが、大挙押し寄せることでも有名です。セッションが始まる前から、こんな旗をスタンドで広げてるし。
その脇には、ジュール・ビアンキ追悼の横断幕も。ジュールはモナコのお隣ニースの出身で、ここで生涯唯一の入賞を果たしました。一方で、遺族がFIAやFOM、マルシャを相手に訴訟を起こしたという、ちょっと悲しいニュースも流れていました。
初日はフェラーリにとって目の上のたんこぶ、レッドブルのダニエル・リカルドが、堂々の総合トップでした。ルノー製パワーユニットは今回レッドブルとルノーに1基ずつ最新仕様を投入して、レッドブルはリカルドが恩恵を受けました。マックス・フェルスタッペンとのタイム差は、約1秒もあったのです。
「パワーによるタイム差が、なかなか出ないモナコで、これがパワーユニットの違いだけだとしたら、とんでもなく進化してることになりますねえ」と、ホンダ陣営は警戒心をあらわにしておりました。
関連ニュース
※ラスベガスGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
※ラスベガスGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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第23戦 | カタールGP | 12/1 |