セットアップはリカルド頼り、移籍後は手探りでクルマを操るフェルスタッペン
2016年6月10日
マックス・フェルスタッペンが、レッドブルRB12のセットアップについては「いまだ手探り状態」にあり、当面はチームメイトのダニエル・リカルドに頼りながら、このチームでの経験を積んでいくつもりだと述べた。
フェルスタッペンは、スペインGP直前にダニール・クビアトと交替する形でレッドブルへ移籍し、新チームでの初レースでF1史上最年少のウィナーになった。しかし、次のモナコGPでは苦戦し、予選とレースをいずれもクラッシュで終えている。
また、スペインとモナコのどちらのレースでも、実際のペースではリカルドと肩を並べるには至らなかった。リカルドはモナコでポールポジションを獲得しており、2回目のピットストップでのチームのミスがなければ、レースでも優勝していたはずだ。
F1で2年目のフェルスタッペンが、全体として経験不足なのは当然のことだ。しかし、特にレッドブルへ来てからまだ日が浅いために、RB12の最適なセットアップを見つけるにあたっては、リカルドの手助けに頼っている段階だという。
セットアップについてはリカルドに学んでいるのか、という質問に対し、フェルスタッペンはこう答えた。
「そのとおりだ。彼には豊富な経験があるからね。たとえば、ここ(カナダ)でもこのクルマに乗るのは初めてで、どういう方向でセットアップを進めればいいのか見当もつかない。だから、彼(リカルド)がやっていることを見て、学ばせてもらうつもりだよ」
「昨年のデータも参考にはなるけど、クルマが変わると違ってくる部分もあるんだ」
完全に自信を持てるようになるのは、レッドブルのマシンでカレンダー上のすべてのサーキットを経験したあと、つまり1シーズンの経験を積んでからだろうと、フェルスタッペンは考えている。
「とにかくクルマに慣れて、どうセットアップするかを学ぶことだ。それはやはり経験から学習するしかないからね。トロロッソのクルマなら昨年の経験があるから、セットアップの方向性もわかっている。だが、レッドブルはまったく違うクルマで、セットアップのやり方も全然違う。僕としては、いまだ手探りの状態で、とりあえずはチームに言われたとおりにやっている」
「すべての開催地を経験するには1年かかる。でも、クルマが変わったときには、とにかく経験を重ねて学んでいくしかないんだ」
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)