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GP2:松下、開幕戦は予想外に1点のみ「目標はチャンピオン以外、ありえない」
2016年5月16日
F1スペインGPと併催のバルセロナで開幕したGP2、決勝レース2は、26周で争われる約45分間の戦いだ。決勝レース1のトップ8台がリバースグリッドとなり、ポールポジションに就いたラファエル・マルチェッロが、そのまま首位で隊列をリード。その後ろにアレックス・リン、ジョーダン・キングと続く。
前のドライバーがペナルティを受けたため、11番グリッドからスタートした松下信治は、スタート直後のターン1〜2をうまく抜けて9位まで浮上。しかし、その後はタイヤマネージメントに徹することになる。
「追い抜きをするのはスタート直後か、まわりのタイヤがタレてくるレース終盤しかないんです。思ったほどストレートが速くなくて抜けなかったこともあったので、そのチャンスが来るまで、僕はタイヤを労りながら走っていました」
4周目にはリンがターン1でマルチェッロを抜いて首位奪還。マルチェッロはペースが上がらず、ズルズルと5位まで後退して、9位の松下まで大渋滞になった。
15周目を過ぎたあたりから松下はプッシュを開始、前のオリバー・ローランドのミラーに自車の姿を映してプレッシャーをかけはじめる。21周目にはローランドが交わしたセルジオ・カナマサスをメインストレートで抜いて8位へ浮上。さらに追い上げを狙っていたが、22周目のバックストレートでDRSを使って仕掛けたアントニオ・ジョビナッツィが前のショーン・ゲレールに幅寄せされ、リヤタイヤに乗り上げる形で宙を舞ってターン10の先まで、まっすぐコースオフ。コーナリング中だったアーサー・ピックを巻き添えにしながらタイヤバリアに激しく突っ込んだ。
これでセーフティカー(SC)が導入され、26周のレースはSC先導のまま終了。リンが今季初優勝を飾り、6周目にキングを抜いていたピエール・ガスリーが2位でチェッカーを受けた。松下は追い上げのチャンスを失い、8位で1ポイントを獲得するに留まった。
「本来なら、あそこから追い上げて何台か抜けたはずです。しょうがないですね。やはりGP2は危ないレースなので、予選で上位グリッドを手に入れて上位でレースをしないといけないんです。まさか開幕ラウンドが1ポイントで終わるとは思っていませんでしたけど、クルマも自分の走りも悪くないのは確認できたし、あとはきちんと結果を出していくことだと思います」
2016年の目標は、もちろんチャンピオンだ。そのために必要なものとは?
「もちろん目標はチャンピオンだし、それ以外はありえません。そのためには毎回きちんとポイントを獲らないといけないので、まずは予選でポールポジションを狙って、最低限でもトップ5に入ること。そうすればレース1で表彰台に乗って、(リバースグリッドの)レース2でも表彰台が狙える。そういうレースをしていかないといけないと思っています。今シーズンを迎える前にセットアップ面でもドライバーとしてのトレーニング面でも、いろんなことをやって十分に準備はしてきました。自信はあります」
バルセロナで得た結果は1ポイントでしかなかったが、松下は決して気落ちしていなかった。チャンピオンを目指し、すでに次のラウンドへ目を向けているのは、それができるという自信があるからこそ。次のモナコ以降の戦いに期待したい。
(Text:Mineoki Yoneya)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |