F速

  • 会員登録
  • ログイン

ウイリアムズ「保守的なレースになるのは、ライバルに戦略ツールで遅れている影響」

2016年4月23日

 ウイリアムズはレース中の戦略ツールの点で他のライバルに遅れを取っていると、テクニカル・ディレクターのパット・シモンズが話している。


 新たなタイヤ規定の導入とコンパウンドの選択肢が増えたことは、2016年シーズンのレースに大きな影響を与えている。シモンズはウイリアムズはいまだ立て直し中のチームであり、戦略を最大限に活用するだけのリソースを持たない状態であると言う。
「我々は立て直しの途中にあって、戦略を活用するために以前使っていたツールのすべてを持っているわけではない。2年少々やってきて、これは少し不思議な話に聞こえるかもしれないが、事実だ。何もないところに築きあげていくには時間がかかるものだし、不運なことに出だしでの失敗もあったので、そういった部分で少し遅れを取っている。レース前は問題ないのだが、ライバルたちが使っているレース中の戦略ツールでは、追いつけていない」


 結果としてウイリアムズは保守的になっているが、独立系チームとしてはコンストラクターズ・ランキング上でのポジションを最も重視するべきだとシモンズは付け加えた。
「たしかに我々は少し保守的になっている。正しい言い方かどうかは分からないけれど、我々のリスクバランスは他とは違っているだろう。失うものがとても少なく、リスクを取るべきだという状況もある。両極端な状況の中でどちらにいるかが分かっていれば、そういったリスクに掛けることもできる」


「私が今までに採用した中で最も楽しかった戦略は、失うものが何もない状態でただ突き進めばいいというものだった。だから保守的だというと、少し誤解があるかもしれない。我々はこの世界選手権を可能な限り上位で終えたいと願うチームであり、現実的な立ち位置だと言える」


 ウイリアムズは今シーズン開幕から3戦、最速ピットストップ記録を達成している。問題を多く抱え、チームに多大な悪影響を及ぼした昨シーズンからすると、目ざましい変化だとシモンズは語っている。
「昨年は本当に恥ずべき状況だった。ホイールが外れないという問題が出て、きちんと回せるようにハブの設計をやり直す必要があった。けれども我々はこれを細部に至るまで詳細な分析をする機会とし、今では正しく機能するようになっている。水面下ではたくさんの仕事をしてきて、フィットネストレーナーまでも動員した。マシンに問題を発見したため、まだ表に出てきていない部分もあるものの、多くの物事が進行中だ。それでもピット作業では2秒台前半を記録できるようになった」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/16
第2戦中国GP 3/23
第3戦日本GP 4/6
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
  • 最新刊
  • F速

    2024 総集編