最新記事
- 角田裕毅も登場! 史上初のF1全チーム合同新...
- 平川亮のアルピーヌF1ファクトリー初訪問&シ...
- 【ギャラリー】レッドブル、2025年仕様のレー...
- 市川團十郎親子が鈴鹿サーキットでモータース...
- フェルスタッペンと角田裕毅が東京を走る。レ...
- 全チームが参加するF1の75周年記念合同ローン...
- レーシングブルズ/RBが2025年版のレーシング...
- ハースF1が2025年型マシンのシェイクダウンを...
- グランプリのうわさ話:アラン・プロスト、セ...
- 【つぶやきグラ天】ジェネレーションギャップ
- トーチュウさんから移籍で復活【ギョロ目でチ...
- 2026年F1参入のキャデラック、新規則により“...
【F速プレミアム】ディテールが高度に進化、今季の気になるF1パーツ
2016.03.08
2016年F1のマシン開発は、大胆なアイデアよりも、これまでにない複雑なディテール中心になりそうだ。最初のテストで明らかになったのは、現行レギュレーションでの3年目を迎えて、どのチームも細かいディテールに取り組んでパフォーマンスを高めようとしているということだ。まずはテストに登場したなかから、興味深いパーツをピックアップしてみた。
・・・・・・・・・・・・・・・
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201603/96137_2.jpg?sw=640)
サイドポッド前方の低い位置に取り付けられるバージボードは、車体下面と側面に気流を導く重要な役割をしているにもかかわらず、年々「ダウンサイジング」されてきた。それに伴って、より効率良く気流をコントロールするために、形状はますます複雑になりつつある。実際、バージボードの形状は劇的に変化しており、かつては単純な曲面の大きなパネルだったものが、今年のメルセデスの例に至っては合計15枚ものエレメントで構成されている!
フロア前縁部はノーズ周辺を流れてきた空気が直接的に当たる部分で、その気流をうまくサイドポッドの側面に流す必要があるのだが、ここには9枚の「ナイフ形」のフィンが取り付けられている。ナイフの下側が丸みのある形状になっているのは、フロアの曲率に関するレギュレーションをクリアしながら、気流をフロアの下へ導くためだ。ここを通った気流は2つの方向へ振り分けられ、一方はフロア側面のリップの下を通って外へ、もう一方はフロアの下を流れてディフューザーへと向かう。
バージボードを複数のエレメントに分割すると、車体下面の圧力分布をコントロールしやすくなる。メルセデスの場合、「ナイフ」の上に6枚の垂直なベーンが取り付けられていて、路面に近い部分の気流をサイドポッドのアンダーカットの方へ流す役割を担う。
また、ウイングと同様に垂直なベーンの間にスロットを設けることで、気流をより急角度で曲げられるようにもなる。このようなスロット付きのマルチエレメントで構成されたバージボードは、過去にもいくつか例があるが、ここまで複雑なものはなかった。現在のレギュレーションと煮詰まってきた空力デザインの中でゲインを見出すには、ディテールを高度に進化させるしかないことを示す好例と言える。
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201603/96137_3.jpg?sw=640)
・・・・・・・・・・・・・・・
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201603/96137_2.jpg?sw=640)
(c)autosport.com
1.メルセデスの「ナイフ形」サイドベーン
Sダクトを備えたノーズやフロントウイングの微妙な変更とあわせて、メルセデスW07で最も目を引いたのは第1回のテスト初日終了後に取り付けられた新型のバージボードベーンだ。サイドポッド前方の低い位置に取り付けられるバージボードは、車体下面と側面に気流を導く重要な役割をしているにもかかわらず、年々「ダウンサイジング」されてきた。それに伴って、より効率良く気流をコントロールするために、形状はますます複雑になりつつある。実際、バージボードの形状は劇的に変化しており、かつては単純な曲面の大きなパネルだったものが、今年のメルセデスの例に至っては合計15枚ものエレメントで構成されている!
フロア前縁部はノーズ周辺を流れてきた空気が直接的に当たる部分で、その気流をうまくサイドポッドの側面に流す必要があるのだが、ここには9枚の「ナイフ形」のフィンが取り付けられている。ナイフの下側が丸みのある形状になっているのは、フロアの曲率に関するレギュレーションをクリアしながら、気流をフロアの下へ導くためだ。ここを通った気流は2つの方向へ振り分けられ、一方はフロア側面のリップの下を通って外へ、もう一方はフロアの下を流れてディフューザーへと向かう。
バージボードを複数のエレメントに分割すると、車体下面の圧力分布をコントロールしやすくなる。メルセデスの場合、「ナイフ」の上に6枚の垂直なベーンが取り付けられていて、路面に近い部分の気流をサイドポッドのアンダーカットの方へ流す役割を担う。
また、ウイングと同様に垂直なベーンの間にスロットを設けることで、気流をより急角度で曲げられるようにもなる。このようなスロット付きのマルチエレメントで構成されたバージボードは、過去にもいくつか例があるが、ここまで複雑なものはなかった。現在のレギュレーションと煮詰まってきた空力デザインの中でゲインを見出すには、ディテールを高度に進化させるしかないことを示す好例と言える。
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201603/96137_3.jpg?sw=640)
(c)autosport.com
2.ウイリアムズのリヤボディワーク
ウイリアムズはフロントまわりの空力デザインではいまだ試行錯誤を続ける一方で、リヤエンドのボディワークのデザインには巧妙なアイデアを取り入れてきた。サイドベーンと同様に、このエリアも徐々に複雑さを増す傾向が見られる。関連ニュース
スパイからの手紙/チャンピオン、遊びすぎですよ
スパイからの手紙/金さえあれば、いいってもんじゃ...
Q&A:もはや許容できないギリギリの設計とは?
スパイからの手紙/2018年にBMWがF1復帰の噂
F1を支える職人技/ミハエルの靴をめぐるエピソード
スパイからの手紙/レースに出られるチャンスは2倍
ハースF1、希少な新興チームの成功例となるか
スパイからの手紙/フランスにF1ブームがくるー?
特別企画:2016年の新車、気になる疑問あれこれ
スパイからの手紙/金を出せ、さもなくばシートを
イギリスの歴代王者が語る「ルイス・ハミルトン」
スパイからの手紙──F1にまつわる噂の調査報告
イタリア特派員レポート番外編/フェラーリのための...
特別企画:F1マシンとレギュレーションへのQ&A
12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
※アブダビGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
※アブダビGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)