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Topic:ライバルから見たマクラーレンの新マシン

2016年2月25日

 バルセロナテストで、注目を集めているのがフォースインディアである。初日はほとんどF1経験のないテストドライバー、アルフォンソ・セリスが新車を走らせ、堂々の5番手タイム。

 二日目のセルジオ・ペレスも4番手を快走。そして3日目には、ニコ・ヒュルケンベルグが堂々のトップタイム。ウインターテストのタイムにさほどの意味はないといってしまえばそれまでだが、VJM09のポテンシャルの高さは間違いないのではないか。

 そのデザインを担当したのが、羽下晃生(はが・あきお)チーフデザイナーである。「限られた予算の中で、できることをやってるだけですよ」と謙遜するが、その手堅いデザイン手腕は業界内でも高く評価されている。その羽下さん、グランプリ現場には滅多に来ないが、ライバルたちの新車が出そろう冬のテストには必ずやって来る。

 今回も初日に姿を見せたので話しかけると、逆に「今年のホンダは、どうですか」と尋ねられた。「少なくとも、信頼性ははるかによくなってますね」と答えると、羽下さんは「そうですか」と、少し笑顔を見せたような気がした。日本人として、ホンダの動向が気になるのだろうか。

 それで今度は僕から、「マクラーレンの新車については、どんな印象ですか」と質問してみた。少し考えてからの羽下さんの答えは、「まだレッドブルには、なり切れてませんね」というものだった。

「さすがに資金力のあるチームだけあって、去年後半はずいぶんいろんなことにトライしてましたよね。目標はレッドブルなんでしょう。そうやって少しずつ、近づこうと努力しているように見えました。でもまだドラッグが、かなり大きそうです。今はまだ、道半ばという感じですね」

(柴田久仁夫/Text : Kunio Shibata)


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