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今宮純によるF1パラドックス総括・鈴鹿スタイルの評価

2015年12月29日

 F1速報web限定で「アフター・ザ・レース」を執筆している今宮純氏による、ここでしか読めない2015年F1総集編シリーズ。第2回はグランプリのオーガナイズについて。大成功に終わったと言えるメキシコGPの復活。鈴鹿、日本GPの現在。消えゆく伝統のグランプリと新規開催の明暗を考える。

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1992年のような熱気と書き換えられた記憶

 メキシコには負けたが、ロシアには勝った日本──観客動員数の話だ。23年ぶりに復活したアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは初日から9万人近いファンで賑わい、3日間の合計では33万人。情熱的なラテンアメリカの気質と、母国の英雄たる故ロドリゲス兄弟が礎となったF1文化が融合し、華やかなフィナーレは、まさに「ポディウム・オブ・ザ・イヤー」だった。

 新生メキシコGPは、かつての面影を残しつつもユニークな最終コーナー、バンク角は6度を超えるペラルターダが消え、ベースボール・スタジアムに変身、個人的な印象としては別コースのように見えた。1992年は第2戦で3月22日決勝、開幕は3週間前の南アフリカGPで、次は2週間後のブラジルGPだった。日本から大移動の旅で、アフリカ〜中米〜南米大陸を1カ月あまりの間に飛びまわらねばならなかった。

 23年前の記憶……アイルトン・セナが金曜の予選でクラッシュして負傷、入院したが翌日に戻って意地の6番手。日曜朝パドックで会うと痛々しく足をひきずり、レースはミッション・トラブルによりリタイア。ゲルハルト・ベルガ―のマクラーレン・ホンダが4位、ウイリアムズ・ルノーがワンツー、ベネトン新鋭ミハエル・シューマッハーが3位に立った。

 メキシコGPと同じく23年ぶりに復活した現マクラーレン・ホンダが、あの年より酷い情況下で大苦戦を強いられたのは語るまでもない。マシンを降りたセナがコース脇でヘルメットを背に座り込んで見つめていた姿が、今年のブラジルGPでアロンソが日光浴する姿と追憶のスクリーンに、だぶって映った……。



レース

9/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
9/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
9/7(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※オランダGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ309
2位ランド・ノリス275
3位マックス・フェルスタッペン205
4位ジョージ・ラッセル184
5位シャルル・ルクレール151
6位ルイス・ハミルトン109
7位アンドレア・キミ・アントネッリ64
8位アレクサンダー・アルボン64
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位アイザック・ハジャー37

チームランキング

※オランダGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム584
2位スクーデリア・フェラーリHP260
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム248
4位オラクル・レッドブル・レーシング214
5位ウイリアムズ・レーシング80
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム60
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー51
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

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