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浜島裕英のF1人事査定 第十七回査定「自滅」

2015年10月30日

こちらのコラムはF1速報サイトでしか読めない、完全オリジナルコラムです。

第十七回査定「自滅」
 アメリカGP。嵐に翻弄された週末でしたが、パワーユニットの差が路面の摩擦力(グリップ)の低さによってある程度消され、クルマのハンドリングの良さがどちらかというと強調され、ドライバーの技量の優劣が出やすい、ダンプ(チョイ濡れ)状態のレースの面白さというものを再認識できた日曜日でしたね。

 ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝し、2位にニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3位にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)という結果になったので、3戦を残してハミルトンの2年連続3度目のチャンピオンが決定したのでした。ちなみに今年、この順位での表彰台というのは実に5回目となりました。

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 ハリケーン“パトリシア”のお陰で、フリー走行(FP)1はウエット、FP2は中止、FP3もウエット、土曜日の予選(QF)は順延。そして、日曜日の朝のQFもやはりウエットで、挙句の果てQ3は再び悪天候のために中止となりました。ドライタイヤでの走行が皆無の状態でレースを迎えるというのは極めて稀な状況だと思われますが、運よく初開催のコースではなく、しかもタイヤメーカーが同じで、投入されるコンパウンドもソフトとミディアムと昨年同様だった点は、各チームの救いとなったことでしょう。昨年と違っていた点はリヤタイヤの構造、そしてこの一連の悪天候でコースが非常に汚れていた事でしょうか。

 こういった時、各チームの戦略担当やタイヤ担当は、いつも以上に過去のデータの見直しを行います。昨年のアメリカGPのデータを見るのは当然ですが、今年リヤタイヤの構造が変更されたことで、ここまで終了したレースのデータが昨年対比でどう変わってきているか、例えば前後の摩耗量の割合がどれくらい変化しているか、などを細かく検証していると思います。それによって、昨年のアメリカGPのデータから、より精度の高い今年の予想データを導き出し、戦略に活かすことができるようになるわけです。

 さてレースの方は、コースがダンプからドライ路面へと変化し、加えてバーチャル・セーフティカー(VSC)が2回、セーフティカー(SC)が2回出動する荒れた展開で先頭も目まぐるしく代わり、面白かったと言えば面白かったわけですが……このお陰で目論見が外れたドライバーもいましたし、ツキを呼び込んだドライバーもいたわけです。

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レース

11/29(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

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