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F速分析:不確定だらけの決勝、スタート対決も鍵

2015年10月11日

 F1ロシアGPの予選は、2戦連続でチームメイト対決を制したメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン3回目となるポールポジションを獲得しました。

 今週末のソチは、初日からアクシデントや雨の影響で十分な走行が出来ない状態が続き、予選前のフリー走行もカルロス・サインツJr.のクラッシュでセッション終盤が打ち切りになるなど、多くの不確定要素を抱えたまま予選を迎えることになりました。

 その予選で見事ポールを獲得したのがロズベルグです。彼は、Q1からQ3までの全セッションでトップタイムを記録。低い路面温度でタイヤの温めがいつにも増して重要だったなか、ウォームアップランの後に、「ほぼ完璧」と自画自賛のアタックで1分37秒113を記録し、ポールポジション争いを制しました。

 ただし、彼が決勝で鈴鹿のリベンジを果たし、ライバルのルイス・ハミルトンを最後まで抑え切ることができるか、その予測を導き出すことは今週末のフリー走行から得られたデータからは難しいと言えます。しかしながら、ソチの摩耗とデグラデーションのレベルは相変わらず低いため、多くのチームが1ストップを選択する可能性があり、ピレリの予測もスタートタイヤの中心となるスーパーソフトで20周前後、残りの30周近くをソフトで走りきることが理論上は最速とされています。
 そのため、ロズベルグとしてはスタートでポジションを死守し、ハミルトンのアンダーカットを防ぐ、これに全力をかけることが勝利の鍵となるでしょう。特に、ソチのレースで初めて使用されるスーパーソフトのマネージも重要。またロズベルグは、前戦の鈴鹿でハミルトンのやや強引なライン取りに引いたことでポール・トゥ・ウインのチャンスを逃したばかりか、ちょうど1年前に遡れば、スタート直後の2コーナーでブレーキングを失敗、初代ロシアGPウイナーの座も逃しています。
 レースの行方はもちろん、ロズベルグのプライドを懸けたスタートには大いに注目です。

 3番手以降で気になるのは、ロズベルグのすぐ後ろからスタートするグリッド3番手のバルテリ・ボッタスです。今回のフリー走行で唯一、ドライのロングラン(それでも10周前後、ウォームアップを含めると実質は6〜8周)と呼べる走行ができたのは、土曜朝のフリー走行ですが、ここでボッタスは8周の連続走行をソフトタイヤで行い、メルセデス2台やフェラーリのセバスチャン・ベッテル、さらにチームメイトと異なるスーパーソフトを履いたキミ・ライコネンの連続周回よりも速いペースを記録しています。

 昨年の3位という結果や今回の予選の走りからも、彼にとってソチが相性の良いコースと言えるため、昨年のロズベルグのようにスリップストリームを使ってうまくメルセデスの前に出ることができれば、面白い展開が繰り広げられるかもしれません。
 もちろん、4、5番手からスタートするフェラーリ勢も決勝のロングランには自信を見せているので、ボッタスとしても決して油断はできません。

 注目のロシアGP決勝は、今夜20時(日本時間/現地時間14時)スタートです。




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