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GP直送:トロロッソ・ホンダを阻む、ふたつの問題

2015年10月2日

 2016年シーズンに向けて、パワーユニットをめぐる“ストーブリーグ”が佳境を迎えている。

 9月28日にルノーが現ロータスを買収することで基本的な合意に至ったことを発表。これを受けて、メルセデスが10月1日に、マノー・マルシャへ2016年からパワーユニットを供給すると発表した。これで、2016年のパワーユニットが決まっていないのは、いよいよレッドブルとトロロッソのみとなった。

 現時点で有力視されているのはレッドブルがフェラーリ、トロロッソはホンダである。ただしレッドブルはフェラーリと同等のスペックを要求し、トロロッソへの供給はマクラーレンが歓迎しておらず、交渉は難航している。

 パワーユニット供給について、チームとサプライヤーはギヤボックスについても話し合う必要がある。必ずしも同じメーカーのパワーユニットを使用しているチームが同じギヤボックスを使用しているわけではないからだ。以下は現在、各チームが使用しているギヤボックス一覧である。

メルセデス:メルセデス製
フェラーリ:フェラーリ製
ウイリアムズ:ウイリアムズ製
レッドブル:レッドブル製
フォース・インディア:メルセデス製
ロータス:ロータス製
トロロッソ:レッドブル/トロロッソ製
ザウバー:フェラーリ製
マクラーレン:マクラーレン製
マノー・マルシャ:フェラーリ製

 2016年からメルセデスのパワーユニットを搭載するマノー・マルシャはギヤボックスもメルセデス製となり、来季からルノーのパワーユニットを搭載するロータスはこれまで同様、自社製のギヤボックスを使用する予定。問題はレッドブルとトロロッソだ。レッドブルがフェラーリのパワーユニットを搭載することになった場合、レッドブル製ギヤボックスとの相性は大丈夫なのか。そして、トロロッソは資金的な問題と技術的な問題から現在インターナルはレッドブル製を使用しているが、ケーシングは自社製(アルミ合金製)を使っている。レッドブルのギアボックスケーシングがカーボン製で高価であることと、レッドブルのリヤサスペンションに合わせて作られたケーシングがトロロッソのマウントに合わないためだ。

 もし2016年にトロロッソがホンダのパワーユニットを搭載することになった場合、レッドブル製インターナルを、そのまま使用できるのか。もちろんマクラーレン製を使用できれば問題はないが、マクラーレン側がそれを許すかどうかは疑問である。かつて、ホンダのパワーユニットがマノー・マルシャへ供給されるのではないかという噂が広まったとき、その説が否定される原因となったのがギヤボックスだった。マノー・マルシャはギヤボックスを作っておらず、現在ホンダはギヤボックスを供給していないから、事実上不可能な話だったのだ。

 果たして、来季レッドブルとトロロッソは、どのパワーユニットを搭載することになるのか。そのパワーユニットに結合されるギヤボックスは何製となるのか、注視したい。




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