ロータス・チームをめぐる噂が騒がしくなっている。すでに英国の高等法院へ多数の債権者から解散の申し立てがされており、チームに対して問題を解決するための猶予が与えられたもののタイムリミットが目前に迫っている。延期された裁定は、今週中もしくは週明け早々に下されるのではないかという情報もある。
すでにイギリスGPのスターティンググリッドで、あるフランス人は「今日ルノーがロータスの株式を51%取得した」と内情を明かした。ルノーは昨年までロータスにパワーユニットを供給していたが、ロータス側からパフォーマンスを理由に三行半を突きつけられた経緯がある。今季からロータスはメルセデスのパワーユニットを使用して成績としては上向いているため、ルノーがロータスを買収するには、そこが最大のネックになると考えられる。
しかし、あるロータスのスタッフは「確かにメルセデスのパワーユニットは素晴らしい。だがチームの現状を考えたら、どこかのメーカーに救済してもらわないと、まともに戦えない」と証言している。
また、現在ルノーのパワーユニットを使う事実上の“ワークスチーム”はレッドブルだが、彼らが来季からフェラーリやメルセデスと契約するという噂も絶えない。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「ルノーがワークスとしてF1に参戦するのなら、いまの関係を考え直さなければならない」と断言。つまり、すでに周囲はルノーがワークス体制でF1に復帰してくることを前提に動きはじめているということだ。
とは言え、ルノーがロータスを買収して、ワークスチームとしてF1に復帰するためには他にもいくつかの障害がある。詳細は発売中の『F1速報』イギリスGP号にて「衝撃の真相」を読んでいただきたい。
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