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F1スタートに新規則。ドライバーエイドが禁止に

2015年7月10日

 今年のベルギーGPからレーススタート時のドライバーへのサポートを制限する新たな規則が設けられることになった。スタート手順を変更し無線の制限を厳格化する、その規則の内容が明らかになった。

 先週行われたF1ストラテジーグループ会合においてドライバーへの援助と指導への制限をさらに厳格にすることに関して合意に達し、これがベルギーGPから導入されることが発表された。

 2日にFIAが発表した声明には以下のように記されている。
「ドライバーへの援助と指導への規制を強めることで全会一致の合意に達した。これを今年のベルギーGPから2016年にかけて実施し、特にレーススタートが重要視される。この措置はドライバーがマシンを完全にコントロールするような状況に戻し、レースの興奮と予測不能な要素を高めることにつながるだろう」

 これに関する具体的な内容をFIAが全チームに対して通知したとMotorsport.comが伝えている。
 チームに対する文書の中でFIAは、F1スポーティングレギュレーション20.1条に記されている「ドライバーは自力で助けを受けずにマシンをドライブしなければならない」という一文を尊重すると記している。F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、「ドライバーがスタート準備の全責任を負うようにするため」、より厳密にレギュレーションを実行すると述べている。

 FIAの技術指示書によると、技術面および無線制限を通してクラッチのバイトポイント調整に関連する制限が導入される。

 決勝前にピットレーンがオープンしてマシンが最初にガレージを離れてから、決勝スタート後のロックアウトピリオドの後まではクラッチのバイトポイントを変更することはできない、と指示書に記されている。またドライバーによるバイトポイントファインダーの作動が抑制され、この機能に関するボタンやスイッチが使用できなくなる。

 さらにチームがスタート最適化のためにドライバーにアドバイスをすることもできなくなる。技術指示書には、ルコネサンスラップあるいはフォーメイションラップでのピットからマシンへの通信は安全面およびスポーツ面の情報に限定すると記されている。つまりスタート手順については話すことが許されない。

 スタート前のラップで伝えることが許可されているのは、安全上重要なこと、つまりマシントラブル、パンク、ライバルのトラブル、マシンの修復あるいはリタイアのためにピットに戻れという指示、イエローフラッグ、レッドフラッグ、レーススタート中止、ウエット路面、オイルやデブリ、他のドライバーとのポジション交換などについてのみで、それ以外のメッセージはスポーティングレギュレーション20.1条に違反するものと判断され、ペナルティを科される可能性がある。


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