F速

  • 会員登録
  • ログイン

ベッテル&フェラーリが復活V。メルセデス破れる

2015年3月29日

 2015年F1第2戦マレーシアGPは29日(現地時間)、セパン・インターナショナル・サーキットで56周の決勝レースが行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが逆転でトップチェッカーを受け、フェラーリ移籍2戦目でマラネロに2年ぶり、自身にとっても2年ぶり通算40勝目を飾った。

 直前にウィル・スティーブンスが欠場となり、全19台で争われることになったマレーシアGP決勝。今季初のフルグリッドとはならなかったものの、最前列にはポールシッター、ルイス・ハミルトンの隣にセバスチャン・ベッテルが並び、ロングランに強いフェラーリと王者メルセデス勢の争いに大きな注目が集まった。

 レースはスタートダッシュを決めたハミルトンがホールショットを奪い、ベッテルが3番手スタートのニコ・ロズベルグを制して2番手のポジションをキープ。レッドブルのダニエル・リカルドが4番手で続き、ウイリアムズのフェリペ・マッサがダニール・クビアトとマックス・フェルスタッペンを交わして5番手に浮上した。一方、11、12番手スタートのキミ・ライコネンとパストール・マルドナドはそれぞれ他車と接触してパンク。マルドナドはそのままピットに入ったが、ライコネンは左リヤを失った状態で2周目をまる1周走ることなり、最後尾までポジションを落としてしまった。

 4周目に1コーナーでフォース・インディアに仕掛けたザウバーのマーカス・エリクソンがコースオフしてグラベルにストップ、セーフティカーが出動すると、このタイミングで先頭のハミルトンと3番手ロズベルグのほか、リカルドやマッサなど多くの上位勢がピットインして新品タイヤに交換。ここでメルセデス2台はハードタイヤを履いてコースに戻るが、ポジションを優先してコースに留まったベッテルは、7周目のレース再開後も中古のミディアムタイヤで安定したペースを披露。逆に、5番手に下がったハミルトンは同じくコースに留まっていた前3台を10周目にしてようやくパス、2番手に復帰するがトップ走行のフェラーリからは10秒も離されてしまった。

 先頭のベッテルは8秒差に迫られた17周目にようやく1回目のピットストップを敢行。ここでミディアムタイヤを履いたベッテルはトップ浮上のハミルトンから12秒差、2番手ロズベルグの4秒後方となる3番手でコースに復帰すると、すでにハードタイヤで15周程度を走ったメルセデス勢に周回ごとに迫っていき、21周目にロズベルグを交わすと、24周目のバックストレートで王者ハミルトンをオーバーテイク! 再度トップ浮上を果たす。

 その後、レースリーダーのベッテルは2度目のピットストップで20秒以上後方に下がったメルセデス勢をリードして快調にトップを走行。ミディアムタイヤに履き替えた2番手ハミルトンには1周1秒づつその差を縮められるが、2ストップ戦略をとるベッテルは、3ストップのメルセデス勢に対して完全に主導権を握った状態で、37周目に最後のピットストップを問題なくこなすと、翌周3度目のピットストップを行ったハミルトンを14秒後方に置き首位を堅持。そのまま最終スティントもメルセデスとの差をコントロールしたベッテルは、最後もハミルトンを8秒差で退け、歓喜のトップチェカーを受けた。

 ベッテルから12秒差の3位はニコ・ロズベルグ。序盤にパンクを喫して最後尾からの追い上げとなったライコネンはベッテル同様に強力なレースペースを活かして4位でフィニッシュする健闘をみせた。
 ウイリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサが5位と6位に入り、トロロッソを駆る17歳の新人マックス・フェルスタッペンと20歳のカルロス・サインツJr.がレッドブル勢を上回る7位と8位でフィニッシュ。逆にレッドブルは途中からブレーキの消耗がひどく、9位と10位に終わった。

 なお、マクラーレン・ホンダは今季初レースとなったフェルナンド・アロンソが序盤に他車のピットタイミングから一時9番手まで浮上したが、21周目にトラブルのためピットイン。ERSの冷却に問題が発生したアロンソはそのままリタイアとなると、チームメイトのジェンソン・バトンも41周目にターボトラブルでパワーを失い、スローダウン。ダブルリタイアを喫している。


レース

4/11(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/12(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/13(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位ランド・ノリス62
2位マックス・フェルスタッペン61
3位オスカー・ピアストリ49
4位ジョージ・ラッセル45
5位アンドレア・キミ・アントネッリ30
6位シャルル・ルクレール20
7位アレクサンダー・アルボン18
8位ルイス・ハミルトン15
9位エステバン・オコン10
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※日本GP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム111
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム75
3位オラクル・レッドブル・レーシング61
4位スクーデリア・フェラーリHP35
5位ウイリアムズ・レーシング19
6位マネーグラム・ハースF1チーム15
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー6
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年4月号 Vol.2 開幕直前号