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新型スーパーソフトの真の性能は未知数

2015年3月3日

Pre-Season test three:バルセロナ 2015年2月26-3月1日

各チーム、プレシーズンテストでフルウェットを除く全2015年型タイヤを試す
2回のバルセロナテストで、昨年からのラップタイムの向上を確認
コンパウンドによっては2秒以上速いタイムが計測された
ピレリ、今週中にオーストラリアグランプリ用のコンパウンド選択を発表予定

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「バルセロナでの最終プレシーズンテストで、各チームが、昨年より大幅に速い2015年型マシンと我々の最新型タイヤとの最終的な相互作用の確認を行いました。昨年より2秒以上速いタイムも計測されていて、軟らかいコンパウンドほど昨年のタイムとの差が大きくなっています。したがって、タイヤの動作状況も昨年から変化し、マシンセットアップやレース戦略に明らかな影響を及ぼすことになります。路面温度は最高で31°Cまで達したものの、シーズン中の平均的な温度に比べると全般的にかなり低いものでしたので、特にハードタイヤに関して、(低温下でのテスト結果は)今後注意が必要な要素となります」

「バルセロナで、各チームは全ての2015年型P Zeroタイヤをテストすることができました。2015年型P Zeroタイヤは、コンパウンドが一新されたスーパーソフトを含め、リアタイヤのタイヤ構造が新しくなっています。ソフトコンパウンドによるタイムがテストでの最速タイムとなり、昨年のスペイングランプリのポールタイムよりも2.5秒ほど速いものでした。雨がぱらつきましたが、インターミディエイトによるわずかな走行機会が得られたのみでした。しかし、昨年と比較すると、大半のチームがシーズンへの準備が整っているようです」

2015年型タイヤレンジに加え、各チームは、バルセロナでプロトタイプのミディアムタイヤを試すことができました。このプロトタイプタイヤは、通常のミディアムと同等の性能ですが、タイヤ開発の一環としてピレリによって評価されます。プロトタイプ・ミディアムにはカラー・マーキングが施されていませんでした。

各チームには、2015年を通じて110セットのタイヤがテスト用に割り当てられています。



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