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ライセンス制の固定化を懸念、柔軟性求める声

2015年1月15日

 デイビッド・クルサードは、新しいF1のスーパーライセンス・システムについて、例外的に優れた才能を持つ若いドライバーが今後も昇格できるよう、規則には柔軟性をもたせるべきだと語っている。

 今月はじめ、FIAは2016年からのスーパーライセンスの発給要件を定めた新たなポイントシステムを発表した。それによれば、今後ライセンスを申請するドライバーは、過去3年間に対象のカテゴリーにおいて40ポイント以上を獲得しなければならなくなった。

 しかし、F1通算13勝の実績を持つクルサードは、たとえライセンスポイントが満たないドライバーでも、F1昇格に十分だと認められた若い才能には、昇格への可能性が残されるべきだと主張している。

「それを固定化するべきではない」とクルサード。
「そこには現在、存在しない(F2)選手権があるし、他の選手権よりも多くのポイントが与えられている。我々はこのシステムの運用開始がどのようにうまく進むのかを注視する必要があると思う」

「仮に例外的なドライバーがいて、スポーツ全体としてそのドライバーを支持するのなら、ポイントだけに制限するべきではない」
「おそらく一部のドライバーは選手権にフル参戦できないことで勝つことができないだろう。だが彼らには、タイトルを勝ち取る以上の才能もある」

 またクルサードは、システム自体の原理には同意するものの、カテゴリー同士のポイント配分については見直す余地があると示唆している。


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