セーフティカー先導でのスタート、赤旗中断、レース再開、そしてジュール・ビアンキの事故による赤旗。2014年のF1日本GPは雨中の名勝負から一転、深刻な事態で幕を閉じることになった。ドライバーとチームの無線交信から、鈴鹿を振り返る。

＜LAP1＞
ルイス・ハミルトン←（チームからドライバーへ）
「グリッドにいる間に雨が強まった。さっきよりもかなり雨量が多い。気をつけろ」
→（ドライバーからエンジニアへ）
「セーフティカーはもっと速く走ってくれ」

セバスチャン・ベッテル→（ドライバーからエンジニアへ）
「80km/hで走っていてもアクアプレーニングが起きているよ」

＜LAP2＞
ルイス・ハミルトン→（ドライバーからエンジニアへ）
「ニコのマシンが見えないんだ。急激なブレーキングはやめるように伝えてくれ」
ニコ・ロズベルグ←（チームからドライバーへ）
「コンディションがすごく悪い。ルイスは君のことが見えていないから気をつけろ」

＜赤旗＞
ニコ・ロズベルグ→（ドライバーからエンジニアへ）
「（再スタートが決まると）10分前に連絡があるんだよね？」
←（チームからドライバーへ）「そのとおりだよ、ニコ」

ニコ・ヒュルケンベルグ→（ドライバーからエンジニアへ）
「このあとの予報は？」
←（チームからドライバーへ）
「ここから30分間はドライパッチがあるが、その後また雨が降る予報だ」

ニコ・ロズベルグ→（ドライバーからエンジニアへ）
「インターミディエイトに換えるタイミングになったら教えてくれ。でも、このあと雨が降ってくるんだったらインターに換える意味はないんじゃない？」

• -
  ツイート
• 0
  シェア