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リカルド、“座禅”は「良い経験。レースで役立つ」

2014年10月2日

 今週末のF1日本グランプリに向け、レッドブルのダニエル・リカルドは、東京・谷中の全生庵で“ご祈祷と坐禅”を行った。

 リカルドは1日、東京台東区の浅草神社を訪れた後、同じ台東区の谷中にある全生庵でご祈祷と坐禅”を経験、鈴鹿のレースを前に精神をクリアにした。

「ご祈祷はとても良い経験だったよ」とリカルド。
「週末のレース前だし、ポジティブなエネルギーと思考をもらえた事はとても良かったよ。座禅は僕にとっては全く新しい経験だね。でも、この経験はレースで役立つと思うよ。感情のコントロールの仕方も学べるし、身体と精神がどれほど繋がっているかを知るにも良い経験だった。新たに何か新しい事を学ぶのは本当に楽しいし、日本人がどうやっているか見るのも楽しいね」

 今年レッドブルに昇格し、4年連続ワールドチャンピオンのチームメイトとなったリカルドだが、カナダのF1初優勝を皮切りに今シーズンすでに3勝を挙げている。リカルドは、これまでのシーズンを次のように振り返った。
「ここまでのシーズンはとても良いよ。開幕戦のメルボルンから今まで、何の問題もないし、自分自身の成長と結果にはとても満足している。現時点でドライバーズポイント3位につけているんだけど、最終戦に向けて少しでも上に行きたいね。でも、優勝や表彰台に上がれた事に関しては満足しているよ」

 またリカルドは、日本のファンの前でレースができることを楽しみにしていると言う。
「日本でレースをするに当たっては、あえて特別気持ちを高ぶらせる必要はないよ。サーキットは素晴らしいし、ファンも最高。だからここに来るだけでスイッチが入るんだ。僕自身鈴鹿もファンも大好きなんだ。日本のファンはどこよりも決勝レースの後も長く残ってくれるよね。他の場所ではレースと表彰台が終わるとみんな家に帰るけど、でもここでは夜10時くらいまでみんな楽しんでるんだ」

「僕の日本での一番の思い出は2012年のレースだね。初めての鈴鹿をトロロッソで迎えたんだけど、そのレースのラスト10周は本当に大変だったよ。10位のポイントを争いで(ミハエル・)シューマッハーが僕の背後に迫ってたんだ。彼の方が速かったんだけど、激しいバトルの末に何とか彼をおさえる事が出来た。あのレースがターニングポイントだったと思う。あれですごく自信が付いて、その後のレースに繋がったんだ」
「今週末のレースはファンのみんなには楽しんで欲しいし、僕自身もすごく楽しくなると思う。もしサーキットで僕を見かけたら気軽に話しかけて、サイン出来るものを持ってきてね。僕から言えるのは、日本のファンはとても熱心でいつも尊敬しているよ」




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