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雨の予選はニコが逆転PP。ルイス不運、バトン3番手

2014年7月5日

Sutton

 2014年F1第9戦イギリスGPは5日(現地時間)、雨のシルバーストン・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン4回目、通算では8回目となるポールポジションを獲得した。ケータハムの小林可夢偉は最下位の22番手に終わった。

 生憎の雨となったイギリスGPの予選。ファーストラウンドのQ1ラウンドでいきなりフェラーリとウイリアムズの4台が全滅するなど波乱の展開となるなか、メルセデスAMG、レッドブル、マクラーレン、フォース・インディア、トロロッソの各2台が最終ラウンドのQ3に進出した。

 ポールシッターを決するQ3も序盤の早い段階で雨が降り出し、最初のアタックでトップにつけたルイス・ハミルトンがそのままポジションをキープするかと思われた。しかし最後のファイナルラップでさらなるドラマが待っていた。

 それまでタイムを記録していなかったレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、最後のセクター3で2秒近くあったタイム差を逆転。一気に2番手へ飛び込むと、ハミルトンの後ろにつけていたメルセデスのロズベルグもセクター3を26秒574で駆け抜け、トップに浮上。ライバルのチームメイトを逆転して今シーズン4回目となるポールポジションを手に入れた。

 さらに、マクラーレンのジェンソン・バトンもトップ2と同様にセクター3で大きくタイムを削り、母国ファンの前で3番手を獲得。今季不振のマクラーレンはもう1台のケビン・マグヌッセンもフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグに続く5番手に滑り込んだ。

 一方、ロズベルグの前で最後のアタックに入っていたハミルトンは、チームの指示なのか、途中でアタックを中断してしまい、まさかの6番手にドロップ。タイトル争いのためにもポールポジションの欲しかったハミルトンだが、またも運に見放される結果となり、パルクフェルメで悔しさをみせた。

 7番手はセルジオ・ペレス。以下ダニエル・リカルド、ダニール・クビアト、ジャン-エリック・ベルニュとなっている。

 なお、ケータハムの小林可夢偉は1分49秒625というタイムで22番手となったが、チームメイトとともに予選107%タイムの1分47秒406をクリアできていない。




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