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F速決勝予想:メルセデス真の実力と紅牛の可能性

2014年4月19日

LAT

 中国GPの予選でポールポジションを獲得したのは、今回もメルセデスのルイス・ハミルトンでした。2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)に0.5秒の差を付ける、圧倒的なパフォーマンスです。

 前戦までの性能差、そして今回の予選でのパフォーマンスを見る限り、メルセデスの優位は中国でも揺るぎそうにありません。とはいえ、後続との差が縮まってきていることも事実。実際ニコ・ロズベルグは、レッドブル2台の先行を許すこととなりました。

 では、中国GPの決勝レースがどんな展開になるのか? ドライコンディションであり、各マシンのパフォーマンス差がバーレーン同様だったと仮定して、妄想してみることにしましょう。

 スタートダッシュを決めさえすれば、ハミルトンがレッドブルの2台を引き離して逃げるでしょう。そして7周目あたりでリカルドに対し、7秒程度の差が開く可能性があります。しかし、このあたりが最大値。フリー走行の結果を見る限り、リカルドのデグラデーション値は非常に小さく、徐々に差を詰め始めるはずです(逆にセバスチャン・ベッテルのデグラデーション値は非常に大きい)。結果、18周目付近で計算上は2秒程度の差になり、20周目頃に追いつくはず。ただし、この計算はロズベルグのデグラデーション値を基に行ったもの。ハミルトンのそれはロズベルグよりもかなり大きく、もっと早い段階でリカルドに追いつかれる可能性もあります。

 ピレリの発表によりますと、今回のタイヤ交換は2回もしくは3回。ソフトタイヤは20周、ミディアムタイヤは25周程度走れるようです。つまり、ハミルトンがリカルドに追いつかれると算出したあたりが、最初のタイヤ交換のタイミング。ここが勝負の別れどころです。


 レッドブルがメルセデスに勝つためには、ピット戦略が重要だと考えます。今のレッドブルがコース上でメルセデスをオーバーテイクするのは、至難の業。なぜなら、メルセデスとレッドブルには、絶対的な“速度差”があるからです。

 予選でのメルセデスとレッドブルの最高速度を見ると、その差はなんと20km/h(ハミルトン317.7km/h、ロズベルグ317.1km/h、ベッテル297.7km/h、リカルド297.1km/h)もありました。これは、コーナリングで差を詰め、直線入り口でスリップストリームに入ったとしても、そしてDRSを作動させたとしても、抜くのは非常に厳しいという差です。

 ちなみにメルセデス勢に背後に迫られた場合も、対抗するのは難しいはず。スタート直後、レッドブルのふたりはロズベルグの攻撃にさらされるでしょうが、ここは応戦してペースを乱すよりも、先行させて自らのペースを守った方が賢明かもしれません。

 コース上で抜くことができない分、レッドブルが狙うのはピット戦略での逆転劇。メルセデスよりも1周でも早くピットに入って先頭を奪うか、あるいはタイヤ交換の回数をメルセデスよりも減らしてバーレーンでのフォース・インディアのような作戦を採るか……簡単な戦いではないでしょうが、いずれにしてもレッドブルが、これまでの3戦よりもメルセデスに対抗できる“可能性”はあります。




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