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F速決勝予想:メルセデス真の実力と紅牛の可能性
2014年4月19日
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201404/81741.jpg?sw=640)
中国GPの予選でポールポジションを獲得したのは、今回もメルセデスのルイス・ハミルトンでした。2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)に0.5秒の差を付ける、圧倒的なパフォーマンスです。
前戦までの性能差、そして今回の予選でのパフォーマンスを見る限り、メルセデスの優位は中国でも揺るぎそうにありません。とはいえ、後続との差が縮まってきていることも事実。実際ニコ・ロズベルグは、レッドブル2台の先行を許すこととなりました。
では、中国GPの決勝レースがどんな展開になるのか? ドライコンディションであり、各マシンのパフォーマンス差がバーレーン同様だったと仮定して、妄想してみることにしましょう。
スタートダッシュを決めさえすれば、ハミルトンがレッドブルの2台を引き離して逃げるでしょう。そして7周目あたりでリカルドに対し、7秒程度の差が開く可能性があります。しかし、このあたりが最大値。フリー走行の結果を見る限り、リカルドのデグラデーション値は非常に小さく、徐々に差を詰め始めるはずです(逆にセバスチャン・ベッテルのデグラデーション値は非常に大きい)。結果、18周目付近で計算上は2秒程度の差になり、20周目頃に追いつくはず。ただし、この計算はロズベルグのデグラデーション値を基に行ったもの。ハミルトンのそれはロズベルグよりもかなり大きく、もっと早い段階でリカルドに追いつかれる可能性もあります。
ピレリの発表によりますと、今回のタイヤ交換は2回もしくは3回。ソフトタイヤは20周、ミディアムタイヤは25周程度走れるようです。つまり、ハミルトンがリカルドに追いつかれると算出したあたりが、最初のタイヤ交換のタイミング。ここが勝負の別れどころです。
レッドブルがメルセデスに勝つためには、ピット戦略が重要だと考えます。今のレッドブルがコース上でメルセデスをオーバーテイクするのは、至難の業。なぜなら、メルセデスとレッドブルには、絶対的な“速度差”があるからです。
予選でのメルセデスとレッドブルの最高速度を見ると、その差はなんと20km/h(ハミルトン317.7km/h、ロズベルグ317.1km/h、ベッテル297.7km/h、リカルド297.1km/h)もありました。これは、コーナリングで差を詰め、直線入り口でスリップストリームに入ったとしても、そしてDRSを作動させたとしても、抜くのは非常に厳しいという差です。
ちなみにメルセデス勢に背後に迫られた場合も、対抗するのは難しいはず。スタート直後、レッドブルのふたりはロズベルグの攻撃にさらされるでしょうが、ここは応戦してペースを乱すよりも、先行させて自らのペースを守った方が賢明かもしれません。
コース上で抜くことができない分、レッドブルが狙うのはピット戦略での逆転劇。メルセデスよりも1周でも早くピットに入って先頭を奪うか、あるいはタイヤ交換の回数をメルセデスよりも減らしてバーレーンでのフォース・インディアのような作戦を採るか……簡単な戦いではないでしょうが、いずれにしてもレッドブルが、これまでの3戦よりもメルセデスに対抗できる“可能性”はあります。
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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