2014年F1マレーシアGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは4位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=4位
今日の予選には大満足だ。キャリアの中で4位がこれほど嬉しかったことはないと思う。混乱した予選だったし、特に終盤にはマシンにダメージを抱えていた。
右コーナーでは指1本でステアリングを切れるのに、左コーナーになると両手を使ってもそれができない。片側がとても重く、もう一方がとても軽くなってしまい、その上、ウエットコンディションだったため、マシンを走らせるのが楽ではなかった。
今シーズンはマシンに変更を施すのに長い時間がかかる。でもチームの皆はわずか数分でサスペンションを交換してくれた。見事な記録だ。
それに彼らは正しいタイミングで僕をコースに戻してくれた。それによって僕はQ3に進むことができたんだ。
クビアトとのアクシデントは、彼にとっても僕にとっても不運なものであり、避けるのは不可能だった。トロロッソが見えた時にはすでに(接触を避けるには)遅すぎたんだ。ターンインしたら何かと当たったのを感じた。接触して初めて彼が見えた。雨の時は大体そうだが、視界がかなり悪くなり、運が大きくかかわってくる。
Q3でもチームは最高の仕事をしてくれた。いつ新品のエクストリームを装着するのか、タイミングを計るのが重要だった。僕らは序盤、路面コンディションが比較的よかった時を選び、すぐに速いタイムを出すことができた。
4位と6位からスタートするから、表彰台は可能だと思う。好調なメルセデスを除けば、その後ろのグループの中ではパフォーマンス差は小さい。
今週末はシングルラップのパフォーマンスよりレースペースの向上に重点を置くという選択をした。ポジティブな感触を持っている。それでも難しいレースになるだろうことは分かっている。天候が不確かだから、どういうレースになるのか予想するのは難しい。