F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【新車解説】 質実剛健、ウイリアムズFW36

2014年2月2日

Sutton

質実剛健??エンジニアリング強化が実を結ぶか?

 マクラーレンがインターネットでニューマシンを発表する前日の1月23日に、すでにデジタルイメージで新車FW36を発表していたのがウイリアムズだった。それは、それだけ新車の開発が順調だったことを示している。

Sutton

 CADによってFW36の開発がスタートしたのは2013年の5月。その月末には、2014年に向けたパワートレインをコスワースからメルセデスに変更すると発表。基本的なマシンのコンセプトは9月中旬までに決定し、それ以降はメルセデスエンジンに合わせた冷却システムの確認とマシンの軽量化、そしてエアロダイナミクスのアップデートに集中していた。

 こうして発表されたFW36は、多くのライバルたちが採用している“アリクイ”ノーズであるが、クラッシュテストを2013年内に済ませていたことを考えると、ウイリアムズのアリクイノーズこそ、もっとも早く生み出されたアイデアだったのかもしれない。

Sutton

 車体にスポンサーのロゴがほとんどないのが気になるが、マシンを開発する技術部門は昨年から徐々に強化されている。まず、2013年の7月にマルシャからパット・シモンズが加入し、チーフ・テクニカルディレクターとして全体を指揮。さらに12月にはデイヴ・ウィーターをロータスから、ショーン・ホワイトヘッドをレッドブルからヘッドハンティング。いずれも空力部門の責任者であるジェイソン・サマービルのサポート役に回る。


 そして、1月に入って、メルセデスAMGから車両力学責任者のクレイグ・ウィルソンを獲得。同時に、テスト&サポートのチーフエンジニアとしてロータスからロッド・ネルソンも移籍させている。ウィルソンとネルソンのふたりはいずれも以前所属していたチームで核となる働きをしていたスタッフである。

Sutton

 もうひとつ今年のウイリアムズにとって力強い味方となりそうなのが、メルセデスのパワーユニットだ。BMWが去ってから、コスワース、トヨタ、コスワース、ルノーとエンジンを乗り換えてきたが、再び搭載したドイツ製エンジンのパワーが、久しぶりに古豪を復活させる可能性は十分ある。

Sutton

 ウエットコンディションだったとはいえ、ヘレステスト最終日にはフェラーリから移籍してきたフェリペ・マッサがトップタイムをマーク。2012年のザウバー、2013年のフォース・インディアのように、2014年の台風の目になるのは、エンジニアリングが大きく強化されたウイリアムズかもしれない。

(Masahiro Owari)




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号